18.2.3 バックアップを取得するタイミング
バックアップは定期的に取得してください。ただし,次に示す作業をする場合は必ずバックアップを取得してください。このタイミングで取得していないと,障害が発生したときに最新の同期点までデータベースを回復できなくなります。
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ログレスモードのUAP又はユティリティを実行する場合,その実行前後
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更新前ログ取得モードのUAP又はユティリティを実行した場合,その実行後
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RDエリアに対してデータベース構成変更ユティリティを実行した場合,その実行後
なお,RDエリアの移動を実行する場合,その実行前にも取得してください。
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システムログを使用した回復を実行した後
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アンロードログファイルだけを使用して回復を実行する前
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HiRDBのバージョンアップをする場合,その実行前後
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プラグインの登録後(pdplgrgstコマンドの実行後)
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プラグインの使用を中止した後(pdpluginオペランドを削除した後)
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RDエリアをインメモリ化した場合,又はインメモリデータバッファとインメモリRDエリアの同期を取った場合,その実行後
また,次に示す作業をする場合にバックアップを取得しておくと,障害が発生したときに回復に掛かる時間を短縮できます。
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システム用RDエリアのバックアップを取得する必要がある処理の実行後
システム用RDエリアのバックアップを取得する必要がある処理とは,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」に記載されている「同時にバックアップを取得する必要があるRDエリア」で,マスタディレクトリ用RDエリア,データディレクトリ用RDエリア,又はデータディクショナリ用RDエリアのバックアップ取得が必要と記載されている処理です。
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表のデータを大量更新した後