17.5.5 結合方法の種類
編集結果のLは外表,Rは内表を表しています。結合方式については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
(1) マージジョイン
マージジョインは,外表を余り絞り込めないときに有効です。
- SORT MERGE JOIN
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外表と内表から行を取り出して,それぞれ作業表を作成しソートします。その後,結合条件を満たした行同士を結合します。
- KEY SCAN MERGE JOIN
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外表と内表から,KEY SCANで行を取り出します。その後,結合条件を満たした行同士を結合します。
- LIST SCAN MERGE JOIN
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外表と内表から作業表を作成し,ソートはしないで結合列の昇順に行を取り出します。その後,結合条件を満たした行同士を結合します。
- L-KEY R-LIST MERGE JOIN
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外表はKEY SCANで行を取り出し,内表は作業表を作成し,ソートはしないで行を取り出します。その後,結合条件を満たした行同士を結合します。
- L-KEY R-SORT MERGE JOIN
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外表はKEY SCANで行を取り出し,内表は作業表を作成し,ソートをして行を取り出します。その後,結合条件を満たした行同士を結合します。
- L-LIST R-KEY MERGE JOIN
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外表は作業表を作成し,ソートはしないで行を取り出し,内表はKEY SCANで行を取り出します。その後,結合条件を満たした行同士を結合します。
- L-LIST R-SORT MERGE JOIN
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外表は作業表を作成し,ソートはしないで行を取り出し,内表は作業表を作成し,ソートをして行を取り出します。その後,結合条件を満たした行同士を結合します。
- L-SORT R-KEY MERGE JOIN
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外表は作業表を作成し,ソートをして行を取り出し,内表はKEY SCANで行を取り出します。その後,結合条件を満たした行同士を結合します。
- L-SORT R-LIST MERGE JOIN
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外表は作業表を作成し,ソートをして行を取り出し,内表は作業表を作成し,ソートをしないで行を取り出します。その後,結合条件を満たした行同士を結合します。
(3) ハッシュジョイン
- HASH JOIN{FOR EACH}
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あらかじめ内表の結合列の値でハッシングしてハッシュ表を作成しておいて,外表を1行取り出すごとに外表の結合列の値でハッシングして,内表から作成しておいたハッシュ表と突き合わせて結合します。