15.7.2 注意事項
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pddbstのリターンコードを次に示します。
0:正常終了
4:警告終了(指定不正又は解析処理スキップ)
8:異常終了
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pddbstを実行する場合,排他制御の最小単位は表(意図共用モード:SR)であり,インデクスや行に対して排他は掛かりません。そのため,pddbstの実行中に表やインデクスの更新があった場合,更新トランザクションが決着しない状態でpddbstを実行するので,更新トランザクションがロールバックしたとき,実際のデータベースの状態と解析結果が異なることがあります。
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pdrorgの再編成処理が異常終了した表を,論理的解析(-k logi指定)又は表単位解析(-t指定)で解析すると,StatusにはDATA_UNFINISHが表示されます。
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再編成時期予測機能を実行する場合,シングルサーバ定義,又はディクショナリサーバ定義に指定するpd_lck_pool_sizeオペランドには,デフォルト値未満の値は指定しないでください。次の計算式から求まる値以上を指定してください。
- pd_lck_pool_sizeオペランドの値=↑y÷x↑(単位:キロバイト)
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x:32ビットモードの場合は6,64ビットモードの場合は4
y:pddbstが消費する排他資源数
- y=MAX(a,b,c)
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a:定義したRDエリア数×30
b:定義した表数+定義した抽象データ型数+抽象データ型列の総数※+61
c:定義したインデクス数+124
- 注※
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同じ抽象データ型でも,表や列が異なる場合はカウントします。