5.4.9 lobcolumn文(列単位LOB入力ファイルの情報の記述)
LOB列がある表へデータロードする場合に,列単位LOB入力ファイルを使用するとき,そのファイルの情報を指定します。
- <適用基準>
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LOB列がある表に対して,列単位LOB入力ファイルを使用してデータロードする場合に指定します。
列単位LOB入力ファイルは,何らかのプログラムを使用して他データベースからデータを移行するときなどに作成したりします。
- <規則>
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lobcolumn文は,-k cの場合にだけ指定できます。
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作成する表にLOB列が複数ある場合は,その列数分lobcolumn文を指定する必要があります。ただし,LOB列をRDエリア単位に作成する場合は,一つだけ指定できます。
また,LOB列構成基表の入力デ−タファイルがDAT形式の場合で,そのファイルにすべての列の記述がなく,対応する列を列構成情報ファイルで指定しているときは,記述のないLOB列に対するlobcolumn文は省略できます。指定した場合は,KFPL16325-Wメッセージを出力し,指定したlobcolumn文の内容は無視され,表定義時のLOB列の指定に従ってナル値又はデフォルト値としてLOBデータを作成します。
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LOB列構成基表だけデータロードする場合には,指定する必要はありません。
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抽象データ型の列を含む表に対しての指定はできません。
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処理対象表にLOB列がない場合,lobcolumn文は指定しないでください。
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(1) 形式
lobcolumn 〔LOB列の列名〕 列単位LOB入力ファイル名〔,列単位LOB入力ファイル名〕…
(2) 説明
(a) LOB列の列名
データロードする表のLOB列の列名を指定します。
LOB列が一つしかない場合,又はLOB列をRDエリア単位にデータロードする場合には省略できます。
<規則>
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表にLOB列が複数ある場合は必ず指定してください。
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LOB列の列名を引用符(")で囲んだ場合は,英大文字と英小文字が区別されます。引用符で囲まない場合は,すべて英大文字として扱われます。また,LOB列の列名に空白が含まれる場合は,引用符で囲んでください。
(b) 列単位LOB入力ファイル名〔,列単位LOB入力ファイル名〕…
〜<パス名>
列単位LOB入力ファイルの名称を指定します。
指定したファイル名とlobdata文で指定したディレクトリ名を合わせて,絶対パス名になるように指定してください。lobdata文のディレクトリ名を省略している場合は,ここで指定するファイル名を絶対パス名にしてください。
<規則>
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列単位LOB入力ファイルのファイル名の長さは,最大1,023です。
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ファイル名を複数指定する場合は,LOB列構成基表の入力デ−タファイルの列の順番と合わせて指定してください。
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ファイルをEasyMT内に作成している場合は,ファイル名はEasyMT内のファイル名だけを指定します。
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列単位LOB入力ファイルは次の場所に用意してください。
- 【HiRDB/シングルサーバの場合】
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列単位LOB入力ファイルは,シングルサーバ又はユティリティ専用ユニットのホストに準備してください。ホスト名は,lobmid文で指定します。
- 【HiRDB/パラレルサーバの場合】
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列単位LOB入力ファイルは,フロントエンドサーバ又はバックエンドサーバに準備してください。サーバ名は,lobmid文で指定します。