5.1.2 LOB列がある表へのデータロード
- 〈この項の構成〉
(1) データロード方法
LOB列がある表の場合,LOB列構成基表とLOB列へ同時にデータロードできます。また,別々にデータロードすることもできます。LOB列構成基表とは,LOB列がある表のLOB列を除いた部分のことをいいます。また,LOB列とは,データ型がBLOBの列のことをいいます。
LOB列だけを後からデータロードするのは,表に複数のLOB列がある場合に,LOB列へのデータロードを,列単位に分けて複数同時実行するための機能です。ただし,LOB列構成基表のデータロードだけ完了した状態では,LOB列へのデータロードが未完というデータベースとしては不安定な状態なので,該当する表の更新はPURGE TABLE文を含めて絶対にしないでください。別々にデータロードする場合は,他ユーザからの更新を抑止するために,RDエリアをコマンド閉塞にしておくことをお勧めします。
LOB列がある表へのデータロード方法を次の図に示します。
(2) 入力データ
LOB列がある表へデータロードする場合,入力データは次のどちらかのパターンで用意します。
入力データファイル |
LOB入力ファイル |
---|---|
LOB列以外のデータ,LOB入力ファイル名を記述 |
格納データ数分のLOB入力ファイルを用意 |
LOB列以外のデータ,LOBデータを記述 |
不要 |