Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)


付録C.2 RDエリアの状態によるユティリティ及びUAPの実行可否

ユティリティ及びUAPを実行する場合,RDエリアのオープン契機,及びRDエリアの状態によって実行可否が決まります。RDエリアの状態によるユティリティ及びUAPの実行可否を次の表に示します。

(凡例)

○:実行できます。

×:実行できません。

−:該当しません。

注※1

参照系のUAPだけ実行できます。

注※2

改竄防止表に対しては実行できません。

注※3

同一レプリカグループ内のオンライン再編成閉塞のオリジナルRDエリアが,カレントの場合は実行できません。

注※4

被参照表に対してユティリティを実行し,参照表を検査保留状態にできるかどうかについては,「検査保留状態の設定可否」を参照してください。

注※5

インポートで表を定義する場合(pdload -b -W -w all指定時)は実行できません。

表C‒4 RDエリアの状態によるユティリティ及びUAPの実行可否(オープン契機がINITIALの場合)(2/3)

ユティリティ又はUAP

参照可能バックアップ閉塞

更新可能バックアップ閉塞

障害閉塞

オープン

クローズ

オープン

オープン

クローズ

データベース構成変更ユティリティ

RDエリアの追加

RDエリアの削除

×

×

×

×

RDエリアの再初期化

×

×

×

×

RDエリアの拡張※4

×

×

×

×

×

RDエリアの変更

×

×

×

×

×

RDエリアのレプリカ定義

オリジナルRDエリア

レプリカRDエリア

RDエリアの構成情報複写

複写元

複写先

×

×

×

×

×

RDエリアの統合

オリジナルRDエリア

×

×

×

×

×

レプリカRDエリア

×

×

×

×

×

RDエリアの移動

オンライン中のRDエリアの移動機能適用なし

×

×

×

×

×

オンライン中のRDエリアの移動機能適用あり

×

×

×

×

×

データベース作成ユティリティ※4

×

×

×

×

×

データベース再編成ユティリティ※4

再編成(-k rorg)

×

×

×

×

×

アンロード(-k unld)

×

×

×

リロード(-k reld)

×

×

×

×

×

インデクスの一括作成

(-k ixmk)

×

×

×

×

×

インデクスの再作成

(-k ixrc)

×

×

×

×

×

インデクスの再編成

(-k ixor)

×

×

×

×

×

ディクショナリ表のメンテナンス

(-k maintenance)

×

×

空きページ解放ユティリティ※4

×

×

×

×

×

グローバルバッファ常駐化ユティリティ

×

×

×

リバランスユティリティ

×

×

×

×

×

データベース複写ユティリティ

-M x

×

×

×

-M r

※1

×

×

-M s

データベース回復ユティリティ

×

×

×

×

データベース状態解析ユティリティ

×

×

×

最適化情報収集ユティリティ

※2

×

※2

×

×

ディクショナリ搬出入ユティリティ

×

×

×

×

データベース定義ユティリティ

×

×

×

×

整合性チェックユティリティ

×

×

×

オンライン再編成の追い付き反映(pdorendコマンド)

×

×

×

×

×

JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ユティリティ

×

×

×

ファイルパス変更オンラインコマンド(pdchpathnコマンド)

×

×

×

×

×

UAP

※3

×

×

×

(凡例)

○:実行できます。

×:実行できません。

−:該当しません。

注※1

更新のトランザクション実行中の場合は実行できません。

注※2

ディクショナリ用RDエリアが参照可能バックアップ閉塞の場合は実行できません。

注※3

参照系のUAPだけ実行できます。

注※4

同一レプリカグループ内のオンライン再編成閉塞のオリジナルRDエリアが,カレントの場合は実行できません。

表C‒5 RDエリアの状態によるユティリティ及びUAPの実行可否(オープン契機がINITIALの場合)(3/3)

ユティリティ又はUAP

ログレス閉塞

同期化閉塞

オンライン再編成閉塞

オープン

クローズ

オープン

クローズ

オープン

クローズ

データベース構成変更ユティリティ

RDエリアの追加

RDエリアの削除

×

×

×

×

×

RDエリアの再初期化

×

×

×

RDエリアの拡張※8

×

×

×

×

×

RDエリアの変更

×

×

×

×

×

×

RDエリアのレプリカ定義

オリジナルRDエリア

レプリカRDエリア

RDエリアの構成情報複写

複写元

複写先

×

×

×

×

×

×

RDエリアの統合

オリジナルRDエリア

×

×

×

×

×

×

レプリカRDエリア

×

×

×

×

×

×

RDエリアの移動

オンライン中のRDエリアの移動機能適用なし

×

×

×

×

×

×

オンライン中のRDエリアの移動機能適用あり

×

×

×

×

×

×

データベース作成ユティリティ※8

×

×

×

×

※3※10※13

×

データベース再編成ユティリティ※8

再編成(-k rorg)

×

×

×

×

※4※5※10

×

アンロード(-k unld)

×

×

×

×

※5

×

リロード(-k reld)

×

×

×

×

※4※5※10

×

インデクスの一括作成

(-k ixmk)

×

×

×

×

※5

×

インデクスの再作成

(-k ixrc)

×

×

×

×

※5

×

インデクスの再編成

(-k ixor)

×

×

×

×

※5

×

ディクショナリ表のメンテナンス

(-k maintenance)

空きページ解放ユティリティ※8

×

×

×

×

×

グローバルバッファ常駐化ユティリティ

×

×

×

×

×

リバランスユティリティ

×

×

×

×

×

×

データベース複写ユティリティ

-M x

×

×

×

×

-M r

×

×

×

×

-M s

×

×

データベース回復ユティリティ

×

×

×

×

データベース状態解析ユティリティ

×

×

×

×

※9

×

最適化情報収集ユティリティ

×

×

×

×

×※7

×

ディクショナリ搬出入ユティリティ

×

×

データベース定義ユティリティ

×

×

整合性チェックユティリティ

×

×

※11

×※12

×

オンライン再編成の追い付き反映(pdorendコマンド)

×

×

×

×

×

JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ユティリティ

×

×

※11

×※12

×

ファイルパス変更オンラインコマンド(pdchpathnコマンド)

×

×

×

×

×

×

UAP

※1

×

※2

※2

※6

※6

(凡例)

○:実行できます。

×:実行できません。

−:該当しません。

注※1

PURGE TABLE文だけ実行できます。

注※2

排他待ちとなります。

注※3

レプリカRDエリアに対して,作成モード,ログレスモード(又は更新前ログ取得モード),及び一括出力用ローカルバッファ面数を指定した場合は実行できません。また,LOB列が定義されている表に対しても実行できません。

注※4

改竄防止表に対しては実行できません。

注※5

レプリカRDエリアに対しては実行できません。

注※6

カレントRDエリアにアクセスするログ取得モードのSQLだけ実行できます(CREATE TABLE,CREATE INDEX,ALTER TABLE,DROP TABLE,DROP INDEX,DROP SCHEMA,PURGE TABLE文,及びLOCK文を除く)。

注※7

レプリカRDエリアに対して-c lvl1を指定した場合は実行できます。

注※8

同一レプリカグループ内のオンライン再編成閉塞のオリジナルRDエリアが,カレントの場合は実行できません。

注※9

-sオプションを指定した場合は実行できません。

注※10

被参照表に対してユティリティを実行し,参照表を検査保留状態にできるかどうかについては,「検査保留状態の設定可否」を参照してください。

注※11

閉塞が解除されるまで排他待ちとなります。閉塞が解除された後は実行できます。

注※12

閉塞が解除されるまで排他待ちとなります。閉塞が解除された後はクローズ状態のため,オープンすれば実行できます。

注※13

インポートで表を定義する場合(pdload -b -W -w all指定時)は実行できません。

表C‒6 RDエリアの状態によるユティリティ及びUAPの実行可否(オープン契機がDEFER又はSCHEDULEの場合)(1/3)

ユティリティ又はUAP

閉塞なし

コマンド閉塞

参照可能閉塞

オープン

クローズ

オープン

クローズ

オープン

クローズ

データベース構成変更ユティリティ

RDエリアの追加

RDエリアの削除

×

×

×

×

RDエリアの再初期化

×

×

×

×

RDエリアの拡張※4

×

×

RDエリアの属性変更

×

×

×

×

RDエリアのレプリカ定義

オリジナルRDエリア

レプリカRDエリア

RDエリアの構成情報複写

複写元

複写先

×

×

×

×

RDエリアの統合

オリジナルRDエリア

×

×

×

×

レプリカRDエリア

×

×

×

×

RDエリアの移動

オンライン中のRDエリアの移動機能適用なし

×

×

×

×

オンライン中のRDエリアの移動機能適用あり

×

×

×

×

×

データベース作成ユティリティ※4

※5

※5※7

※5※7

×

※5※7

※5※7

データベース再編成ユティリティ※4

再編成(-k rorg)

※3※5

※3※5

×

※3※5

※3※5

アンロード(-k unld)

×

リロード(-k reld)

※3※5

※3※5

×

※3※5

※3※5

インデクスの一括作成

(-k ixmk)

×

インデクスの再作成

(-k ixrc)

×

インデクスの再編成

(-k ixor)

×

ディクショナリ表のメンテナンス

(-k maintenance)

空きページ解放ユティリティ※4

×

グローバルバッファ常駐化ユティリティ

×

×

リバランスユティリティ

×

データベース複写ユティリティ

-M x

×

×※6

×

×

-M r

-M s

データベース回復ユティリティ

×

×

×

×

×

データベース状態解析ユティリティ

×

最適化情報収集ユティリティ

×

×

ディクショナリ搬出入ユティリティ※1

データベース定義ユティリティ

×

×

×

×

×

整合性チェックユティリティ

×

×

×

×

オンライン再編成の追い付き反映(pdorendコマンド)

×

×

×

×

×

×

JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ユティリティ

×

×

ファイルパス変更オンラインコマンド(pdchpathnコマンド)

UAP

×

×

※2

※2

(凡例)

○:実行できます。

×:実行できません。

−:該当しません。

注※1

対象となるRDエリアのオープン契機が,DEFER又はSCHEDULEになることはないため,該当しません。

注※2

参照系のUAPだけ実行できます。

注※3

改竄防止表に対しては実行できません。

注※4

同一レプリカグループ内のオンライン再編成閉塞のオリジナルRDエリアが,カレントの場合は実行できません。

注※5

被参照表に対してユティリティを実行し,参照表を検査保留状態にできるかどうかについては,「検査保留状態の設定可否」を参照してください。

注※6

-M xオプション指定のpdcopyコマンドは実行できますが,実行中に更新SQL,又はデータベースを更新するユティリティ(コマンドも含む)を実行した場合,バックアップ中のデータの整合性は保障されません。

注※7

インポートで表を定義する場合(pdload -b -W -w all指定時)は実行できません。

表C‒7 RDエリアの状態によるユティリティ及びUAPの実行可否(オープン契機がDEFER又はSCHEDULEの場合)(2/3)

ユティリティ又はUAP

参照可能バックアップ閉塞

更新可能バックアップ閉塞

障害閉塞

オープン

クローズ

オープン

クローズ

オープン

クローズ

データベース構成変更ユティリティ

RDエリアの追加

RDエリアの削除

×

×

×

×

×

RDエリアの再初期化

×

×

×

×

×

RDエリアの拡張※5

×

×

×

×

×

×

RDエリアの属性変更

×

×

×

×

×

×

RDエリアのレプリカ定義

オリジナルRDエリア

レプリカRDエリア

RDエリアの構成情報複写

複写元

複写先

×

×

×

×

×

×

RDエリアの統合

オリジナルRDエリア

×

×

×

×

×

×

レプリカRDエリア

×

×

×

×

×

×

RDエリアの移動

オンライン中のRDエリアの移動機能適用なし

×

×

×

×

×

×

オンライン中のRDエリアの移動機能適用あり

×

×

×

×

×

×

データベース作成ユティリティ※5

×

×

×

×

×

×

データベース再編成ユティリティ※5

再編成(-k rorg)

×

×

×

×

×

×

アンロード(-k unld)

×

×

リロード(-k reld)

×

×

×

×

×

×

インデクスの一括作成

(-k ixmk)

×

×

×

×

×

×

インデクスの再作成

(-k ixrc)

×

×

×

×

×

×

インデクスの再編成

(-k ixor)

×

×

×

×

×

×

ディクショナリ表のメンテナンス

(-k maintenance)

空きページ解放ユティリティ※5

×

×

×

×

×

×

グローバルバッファ常駐化ユティリティ

×

×

リバランスユティリティ

×

×

×

×

×

×

データベース複写ユティリティ

-M x

×

×

×

-M r

※1

※1

×

×

-M s

データベース回復ユティリティ

×

×

×

×

×

データベース状態解析ユティリティ

×

×

最適化情報収集ユティリティ

※3

※3

※3

※3

×

×

ディクショナリ搬出入ユティリティ※2

データベース定義ユティリティ

×

×

×

×

整合性チェックユティリティ

×

×

×

×

オンライン再編成の追い付き反映(pdorendコマンド)

×

×

×

×

×

×

JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ユティリティ

×

×

ファイルパス変更オンラインコマンド(pdchpathnコマンド)

UAP

※4

※4

×

×

(凡例)

○:実行できます。

×:実行できません。

−:該当しません。

注※1

更新のトランザクション実行中の場合は実行できません。

注※2

対象となるRDエリアのオープン契機が,DEFER又はSCHEDULEになることはないため,該当しません。

注※3

ディクショナリ用RDエリアが参照可能バックアップ閉塞の場合は実行できません。

注※4

参照系のUAPだけ実行できます。

注※5

同一レプリカグループ内のオンライン再編成閉塞のオリジナルRDエリアが,カレントの場合は実行できません。

表C‒8 RDエリアの状態によるユティリティ及びUAPの実行可否(オープン契機がDEFER又はSCHEDULEの場合)(3/3)

ユティリティ又はUAP

ログレス閉塞

同期化閉塞

オンライン再編成閉塞

オープン

クローズ

オープン

クローズ

オープン

クローズ

データベース構成変更ユティリティ

RDエリアの追加

×

×

RDエリアの削除

×

×

×

×

×

RDエリアの再初期化

×

×

×

RDエリアの拡張※9

×

×

×

×

×

RDエリアの変更

×

×

×

×

×

×

RDエリアのレプリカ定義

オリジナルRDエリア

レプリカRDエリア

RDエリアの構成情報複写

複写元

複写先

×

×

×

×

×

×

RDエリアの統合

オリジナルRDエリア

×

×

×

×

×

×

レプリカRDエリア

×

×

×

×

×

×

RDエリアの移動

オンライン中のRDエリアの移動機能適用なし

×

×

×

×

×

×

オンライン中のRDエリアの移動機能適用あり

×

×

×

×

×

×

データベース作成ユティリティ※9

×

×

×

×

※5※11※13

※5※11※13

データベース再編成ユティリティ※9

再編成(-k rorg)

×

×

×

×

※4※6※11

※4※6※11

アンロード(-k unld)

×

×

×

×

※6

※6

リロード(-k reld)

×

×

×

×

※4※6※11

※4※6※11

インデクスの一括作成

(-k ixmk)

×

×

×

×

※6

※6

インデクスの再作成

(-k ixrc)

×

×

×

×

※6

※6

インデクスの再編成

(-k ixor)

×

×

×

×

※6

※6

ディクショナリ表のメンテナンス

(-k maintenance)

空きページ解放ユティリティ※9

×

×

×

×

グローバルバッファ常駐化ユティリティ

×

×

×

×

リバランスユティリティ

×

×

×

×

×

×

データベース複写ユティリティ

-M x

×

×

×

×

-M r

×

×

×

×

-M s

×

×

×

データベース回復ユティリティ

×

×

×

×

データベース状態解析ユティリティ

×

×

×

×

※10

※10

最適化情報収集ユティリティ

×

×

×

×

×※8

×

ディクショナリ搬出入ユティリティ※1

データベース定義ユティリティ

×

×

整合性チェックユティリティ

×

×

※12

※12

オンライン再編成の追い付き反映(pdorendコマンド)

×

×

×

×

JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ユティリティ

×

×

※12

※12

ファイルパス変更オンラインコマンド(pdchpathnコマンド)

UAP

※2

※2

※3

※3

※7

※7

(凡例)

○:実行できます。

×:実行できません。

−:該当しません。

注※1

対象となるRDエリアのオープン契機が,DEFER又はSCHEDULEになることはないため,該当しません。

注※2

PURGE TABLE文だけ実行できます。

注※3

排他待ちとなります。

注※4

改竄防止表に対しては実行できません。

注※5

レプリカRDエリアに対して,作成モード,ログレスモード(又は更新前ログ取得モード),及び一括出力用ローカルバッファ面数を指定した場合は実行できません。また,LOB列が定義されている表に対しても実行できません。

注※6

レプリカRDエリアに対しては実行できません。

注※7

カレントRDエリアにアクセスするログ取得モードのSQLだけ実行できます(CREATE TABLE,CREATE INDEX,ALTER TABLE,DROP TABLE,DROP INDEX,DROP SCHEMA,PURGE TABLE文,及びLOCK文を除く)。

注※8

レプリカRDエリアに対して-c lvl1を指定した場合は実行できます。

注※9

同一レプリカグループ内のオンライン再編成閉塞のオリジナルRDエリアが,カレントの場合は実行できません。

注※10

-sオプションを指定した場合は実行できません。

注※11

被参照表に対してユティリティを実行し,参照表を検査保留状態にできるかどうかについては,「検査保留状態の設定可否」を参照してください。

注※12

閉塞が解除されるまで排他待ちとなります。閉塞が解除された後は実行できます。

注※13

インポートで表を定義する場合(pdload -b -W -w all指定時)は実行できません。