付録A.11 そのほかの質問
- 〈この項の構成〉
(1) ユーザ数が増えるとどのような影響がありますか?
- 質問
-
ユーザが増えるためpd_max_usersオペランドの値を大きくしたいのですが,どのような影響がありますか?
- お答えします
-
pd_max_usersオペランドの値を大きくしたときの影響については,「ユーザ数を増やすときにすること」を参照してください。
(2) CONNECT中のUAPがないのにユーザ識別情報が表示されます
- 質問
-
CONNECT中のUAPがないのに,pdls -d actコマンドを実行すると,ユーザ識別情報が表示されることがあります。なぜですか?
- お答えします
-
サーバプロセスがアボートした後,又はHiRDBの再開始後にトランザクションのロールバックが完了していないと,ユーザ識別情報は残ったままとなります。このユーザ識別情報はトランザクションのロールバック完了後に削除されます。
(3) 時刻の変更はできますか?
- 質問
-
システム時刻を変更してテストをしたいのですが,できますか?
もし,日時を強制的に進めたり,遅らせたりするとどのような影響がありますか?
- お答えします
-
HiRDBでは,システムログファイル,ステータスファイル,ディクショナリ,及びユティリティの作業用ファイル中に日付・時間を格納しており,HiRDBの再開始時などにその情報を利用します。そのため,システム時刻を変更する場合は,HiRDBが持つ日付・時刻情報に影響がないようにする必要があります。特に,時刻を遅らせる場合は注意が必要です。時刻の変更については,「OSの時刻を変更する方法」を参照してください。
なお,SNTPクライアントで時刻を変更する場合,「OSの時刻を変更する方法」の記載内容に加えて,次の点に注意してください。
-
プライマリサーバとの同期合わせで,必要であれば時刻を変更するため,ユーザが意識しないタイミングで時刻が変更されることがあります。
-
(4) 認可識別子やパスワードが正しく認識されません
- 質問
-
認可識別子やパスワードが正しく認識されていません。なぜですか?
- お答えします
-
大文字,小文字が正しく認識されていない可能性があります。小文字を指定する場合は,引用符(")で囲んでください。引用符で囲まないと,小文字を指定しても大文字として扱われます。
- (例)
SELECT * FROM "user05".TABLE05;
(5) pdcancelコマンドとpdkillコマンドの使い分け
- 質問
-
pdcancelコマンドとpdkillコマンドは,どのように使い分ければよいのですか?
- お答えします
-
次のように使用してください。
-
pdcancelコマンド
トランザクション処理中のサーバプロセスを終了させます。
-
pdkillコマンド
トランザクション処理をしていないサーバプロセスを終了させます。
-