28.1.4 Cosminexusと連携したPRFトレース情報の取得
PRFトレース機能でCosminexusと連携すると,トラブルシュート時にHiRDBのPRFトレースからCosminexusのルートアプリケーション情報が得られます。そのため,問題が発生している業務を容易に特定できます。
Cosminexusと連携したPRFトレース情報の取得例を次の図に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) 前提製品
PRFトレース機能でCosminexusと連携するために必要なプログラムプロダクトのバージョンを次に示します。
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Cosminexus:07-50以降
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HiRDBクライアント:09-50以降
(2) ルートアプリケーション情報の扱い
CosminexusからHiRDBクライアントにルートアプリケーション情報が引き継がれた場合,SQLの実行時にHiRDBクライアントからHiRDBサーバにルートアプリケーション情報を引き継ぎます。
HiRDBシステム内では,ルートアプリケーション情報をPRFくくり付け情報としてトランザクション開始時(又はトランザクションブランチ開始時)に引き継ぎます。そのため,トランザクション開始以降に発生したPRFトレースにルートアプリケーション情報が出力されます。また,トランザクションの途中でルートアプリケーション情報が変化した場合でも,PRFトレースにはトランザクション開始時のルートアプリケーション情報が出力されることがあります。