26.21.1 縮退起動で対処する方法
停止中のユニットがある場合,次に示すオペランドを指定すると,システムマネジャユニットの系切り替えが実行できます。
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pd_start_level = 1
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pd_start_skip_unit = 停止中のユニット識別子
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pd_reduced_check_time = 縮退起動開始の連絡待ち時間
各オペランドの指定値と系切り替え時のHiRDBの処理を次の表に示します。
条件 |
システムマネジャユニットの系切り替えが 発生したときのHiRDBの処理 |
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---|---|---|
pd_start_level の指定値 |
pd_start_skip_unit の指定 |
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0(省略値) |
− |
停止中のユニットがある場合,システムマネジャユニットの系切り替えが失敗します。 |
1 |
指定なし |
停止中のユニットがある場合でも,システムマネジャユニットの系切り替えが実行されます。ただし,各ユニットからの開始処理完了の連絡待ち時間が発生します。連絡待ち時間はpd_reduced_check_timeオペランド(省略値は20分)で指定します。 |
指定あり |
停止中のユニットがある場合でも,システムマネジャユニットの系切り替えが実行されます。連絡待ち時間は発生しません。 |
- 参考
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システムマネジャユニットの系切り替えの発生時,切り替え先のシステムマネジャユニットでフロントエンドサーバとバックエンドサーバの起動判定処理が行われます。そのため,各ユニットからの開始処理完了の連絡待ち時間が発生します。このとき,一部のユニットが停止している状態で,システムマネジャユニットの系切り替えが発生すると,各ユニットの稼働状態を認識できないため,系の切り替えに失敗したり,系の切り替え時間が掛かったりします。
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次に示す条件を一つでも満たさない場合は,システムマネジャユニットの系切り替えに失敗します。
・フロントエンドサーバが一つ以上稼働している
・バックエンドサーバが一つ以上稼働している
・ディクショナリサーバが稼働している
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pd_start_skip_unitオペランドを指定する場合は,一度HiRDBを終了する必要があります。そのため,24時間連続稼働するシステムの場合は,もう一つの方法を検討してみてください。