26.12.2 HiRDBの開始方法(モニタモードの場合)
(1) クラスタソフトウェアにMSFCを使用する場合
HiRDBのグループに登録したすべてのリソース(IPアドレス,ネットワーク名,汎用サービス,及び共有ディスク)をクラスタアドミニストレータでオンライン状態にすると,HiRDBが開始します。HiRDBが開始しない場合は障害の原因を取り除いた後,再度HiRDBのグループに登録したすべてのリソースをクラスタアドミニストレータでオンライン状態にしてください。
(2) クラスタソフトウェアにCLUSTERPROを使用する場合
CLUSTERPROのコマンド操作,又はCluster WebUIによるGUI操作で,HiRDBユニットを配置しているフェイルオーバグループを開始してください。HiRDBの開始処理に失敗した場合(スクリプトリソースが失敗した場合)は,障害要因を取り除いた後,HiRDBシステム又はHiRDBユニットが開始中の場合はHiRDBを強制終了(pdstop -f,又はpdstop -zコマンドで終了)してください。その後,CLUSTERPROのコマンド操作,又はCluster WebUIによるGUI操作で,スクリプトリソースを停止して再度リソースを開始してください。
(3) 注意事項
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クラスタソフトウェアの操作ではなく手動でHiRDBを開始する場合は,事前に共有リソースをオンライン状態にしてください。
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HiRDB/パラレルサーバの場合,システムマネジャのあるユニットでpdstartコマンドを実行してシステム全体を開始するのではなく,すべてのユニットをユニットごとに開始する必要があります。系切り替えの対象にするユニット(pd_ha_unit = nouseを指定しないユニット)は,ユニットごとにクラスタソフトウェアのコマンドでユニットを開始してください。系切り替えの対象にしないユニット(pd_ha_unit = nouseを指定したユニット)は,クラスタソフトウェアのコマンドで開始できません。この場合,該当するユニットのサーバマシンに直接ログインしてpdstart -qコマンドを実行してください。
- 参考
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pdstart -r又はpdstart -Rコマンドを実行する場合は,実行系及び待機系HiRDBを終了した後にpdstart -r又はpdstart -Rコマンドを実行してください。pdstart -r又はpdstart -RコマンドでHiRDBを開始した場合,HiRDBは系切り替えの対象になりません。データベースの回復処理などが終了した後に,一度HiRDBを終了してから実行系及び待機系HiRDBを開始してください。