24.9.2 選択できる単位
選択できる単位は次のとおりです。
-
1回のCREATE AUDIT文で,選択項目の操作種別,証跡種別,イベント成否,実行者,及びオブジェクトを組み合わせて,監査対象イベントの定義を一つ作成できます。組み合わせの可否を次の表に示します。
表24‒33 1回のCREATE AUDIT文での選択項目の組み合わせ可否一覧 選択項目,又は同時に指定できる選択項目
操作種別
証跡種別
イベント成否
実行者
オブジェクト
操作種別
−
○
○
○
○
証跡種別
○
−
○
○
○
イベント成否
○
○
−
○
○
実行者
○
○
○
−
×
オブジェクト
○
○
○
×
−
- (凡例)
-
○:組み合わせができます。
×:組み合わせができません。
−:同時指定ができません。
-
1回のCREATE AUDITでは,操作種別,証跡種別,イベント成否,実行者,及びオブジェクトの各項目で指定できるのは一つだけです。したがって,操作種別,証跡種別,イベント成否,実行者,及びオブジェクトの各項目で複数の値を指定する場合は,複数回のCREATE AUDITを実行してください。複数回,監査対象イベントの定義を行った場合は,監査対象イベントの定義同士がOR条件となり,監査対象イベントの定義のどれかに該当した監査証跡を取得します。
オブジェクト操作イベントの対象オブジェクトが表"USER1"."T1"の場合の証跡と,オブジェクト定義イベントのイベント終了証跡を監査対象とする場合は,次のように定義します。
CREATE AUDIT AUDITTYPE EVENT FOR ACCESS ON TABLE “USER1”.”T1” CREATE AUDIT AUDITTYPE EVENT FOR DEFINITION
上記の監査対象イベントの定義を行った場合,監査証跡取得の有無は次のようになります。
- 取得される証跡:
-
-
表"USER1"."T1"を検索した場合のイベント終了証跡
-
CREATE系実行時のイベント終了証跡
-
- 取得されない証跡:
-
-
表"USER1"."T1"以外を検索した場合の証跡
-
接続系イベントの証跡
-
ユティリティ操作イベントの証跡
-