21.6.2 例題2(RDエリア単位にバックアップ取得時点に回復する場合)
ユーザ用RDエリア(rdarea01,rdarea02)をバックアップ取得時点に回復します。なお,処理対象のRDエリアだけではなく,関連のあるRDエリアについても同時に回復する必要があります。回復対象となるRDエリアについては,「同時にバックアップを取得する必要があるRDエリア」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) 回復対象のRDエリアに関連のあるRDエリアを確認します
この操作は,ユーザ用RDエリア,及びユーザLOB用RDエリアに対してだけ実行します。また,横分割表を定義している場合は,pdrdreflsコマンドの-tオプションを実行し,横分割表を構成するRDエリアを確認します。
回復対象のRDエリアが不足している場合は,追加します。
pdrdrefls -k chk -e org -c ref -r rdarea01,rdarea02
(2) 障害閉塞しているRDエリアをpdcloseコマンドでクローズします
pdclose -r rdarea01,rdarea02
(3) ほかの製品のリストア機能でRDエリアを回復します
ほかの製品のリストア機能でRDエリア(rdarea01,rdarea02)を構成するHiRDBファイルシステム領域を回復します。
(4) 回復したRDエリアの障害閉塞をpdrelsコマンドで解除してオープンします
pdrels -r rdarea01,rdarea02 -o