15.13 RDエリアアクセス時のページ不正検知時の動作
RDエリアにアクセスした場合に,OSやハードの障害などによってページの読み込み内容に不整合を検出したとき,ページの読み込みをリトライします。リトライしても正常に読み込みできなかった場合,RDエリアを閉塞し,KFPH00306-Eメッセージ又はKFPH00307-Eメッセージに閉塞した理由(time stamp invalid)を出力します。
ページの読み込みリトライと,RDエリアの閉塞の動作は変更できます。通常は,この動作を変更する必要はありません。OSやハードが一時的に不安定な状況でページの不整合を検知する場合で,かつ不安定な状況の発生をすぐに対処できないときに,ページ不正検知時の動作の変更を検討してください。
変更方法を次に示します。
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ページの読み込みリトライ
ページの読み込みリトライ方法は,システム共通定義にpd_dbbuff_read_retry_count オペランド及びpd_dbbuff_read_retry_intvlオペランドを指定することで,それぞれ読み込み回数及び読み込み間隔を変更できます。詳細はマニュアル「HiRDB システム定義」を参照してください。
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RDエリアの閉塞
RDエリアの閉塞動作は,システム共通定義のpd_db_timestamp_invalid_actionオペランドにunitdownを指定することで,RDエリアを閉塞させないでユニットダウンさせることができます。詳細はマニュアル「HiRDB システム定義」を参照してください。