6.4.5 例題5(システム単位にバックアップを取得する場合)
HiRDBを一度終了した後にpdstart -rコマンドでHiRDBを開始し,全RDエリアを対象としたバックアップを取得します。
- 注意事項
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この方法でバックアップを取得する場合は,ログポイント情報ファイルを作成できません。したがって,アンロードレスシステムログ運用をしている場合は,この方法をとらないでください。
- 〈この項の構成〉
(1) pdstopコマンドでHiRDBを正常終了させます
pdstop
(2) pdstart -rコマンドでHiRDBを開始します
pdstart -r
(3) pdcopyコマンドで全RDエリアのバックアップを取得します
pdcopy -m C:\rdarea\mast\mast01 -M x -a -b C:\pdcopy\backup01 -p C:\pdcopy\list01
- 〔説明〕
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-m:マスタディレクトリ用RDエリアの先頭のHiRDBファイル名称を指定します。
-M:バックアップ取得モードに参照・更新不可能モードを指定します。pdstart -rでHiRDBを開始しているため,x(参照・更新不可能モード)を指定する場合でも,RDエリアを閉塞かつクローズ状態にする必要がありません。
-a:全RDエリアのバックアップを取得することを指定します。
-b:バックアップファイル名を指定します。
-p:pdcopyコマンドの実行結果リストの出力ファイル名を指定します。
- 備考
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自動ログアンロード機能を使用している場合は,pdlogatulコマンドを実行してバックアップ取得時点の現用システムログファイルに対するアンロードログファイル名を記録しておいてください。
(4) pdstopコマンドでHiRDBを正常終了させます
pdstop
(5) pdstartコマンドでHiRDBを正常開始します
pdstart
コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。