4.3.8 シンクポイントダンプファイルの有効保証世代数を増やす場合
シンクポイントダンプファイルの有効保証世代数を増やす手順を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) HiRDBを正常終了できる場合
- 〈手順〉
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pdloglsコマンドで,シンクポイントダンプファイルの数を確認してください。ファイル数が「変更後の有効保証世代数+1」以上あるかを確認します。ない場合はシンクポイントダンプファイルを新規追加します。
pdlogls -d spd -s b001
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pdstopコマンドでHiRDBを正常終了させます。
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HiRDBシステム定義に次に示すオペランドを追加します。このオペランドには4で追加するシンクポイントダンプファイルを指定します。
・pdlogadfg -d spdオペランド
・pdlogadpf -d spdオペランド
また,pd_spd_assurance_countオペランドに有効保証世代数を指定します。
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pdloginitコマンドでシンクポイントダンプファイルを追加(初期設定)します。
pdloginit -d spd -s b001 -f C:¥sysfile01¥sync01 -n 5000
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pdconfchkコマンドでHiRDBシステム定義のチェックを行います。エラーがある場合はHiRDBシステム定義を修正して,再度pdconfchkコマンドを実行してください。
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pdstartコマンドでHiRDBを正常開始します。
コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。
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(2) HiRDBを正常終了できない場合
HiRDBシステム定義を変更するときにシステム構成変更コマンド(pdchgconfコマンド)を使用します。ただし,このコマンドを使用する場合はHiRDB Advanced High Availabilityが必要になります。
- 〈手順〉
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pdloglsコマンドで,シンクポイントダンプファイルの数を確認してください。ファイル数が「変更後の有効保証世代数+1」以上あるかを確認します。ない場合はシンクポイントダンプファイルを新規追加します。
pdlogls -d spd -s b001
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%PDDIR%\conf\chgconfディレクトリを作成します。
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使用中のHiRDBシステム定義ファイルを2で作成したディレクトリ下にコピーします。
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%PDDIR%\conf\chgconfディレクトリ下のHiRDBシステム定義に次に示すオペランドを追加します。このオペランドには5で追加するシンクポイントダンプファイルを指定します。
・pdlogadfg -d spdオペランド
・pdlogadpf -d spdオペランド
また,pd_spd_assurance_countオペランドに有効保証世代数を指定します。
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pdloginitコマンドでシンクポイントダンプファイルを追加(初期設定)します。
pdloginit -d spd -s b001 -f C:¥sysfile01¥sync01 -n 5000
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pdconfchkコマンドで,%PDDIR%\conf\chgconfディレクトリ下のHiRDBシステム定義のチェックを行います。エラーがある場合はHiRDBシステム定義を修正して,再度pdconfchkコマンドを実行してください。
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pdchgconfコマンドで,HiRDBシステム定義を変更後のHiRDBシステム定義に置き換えます。
コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。
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