4.3.2 上書きできる状態のファイルがない場合
次に示すどちらかの方法で予約ファイルを上書きできる状態にしてください。予約ファイルがない場合はシンクポイントダンプファイルを追加してください。追加方法については,「シンクポイントダンプファイルを新規追加する場合」を参照してください。
(1) シンクポイントダンプファイルの実体がある場合
シンクポイントダンプファイルの実体があるとは,pdloginitコマンドでシンクポイントダンプファイルを作成しているという意味です。
- 〈手順〉
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pdlloglsコマンドで予約ファイルを確認してください。
pdlogls -d spd -s b001
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pdlogopenコマンドで,実体がある予約ファイルを上書きできる状態にしてください。
pdlogopen -d spd -s b001 -g syncfg01
コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。
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(2) シンクポイントダンプファイルの実体がない場合
シンクポイントダンプファイルの実体がないとは,pdloginitコマンドでシンクポイントダンプファイルを作成しないで,pdlogadfgオペランドにファイルグループ名を指定しただけの状態のことです。
- 〈手順〉
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pdlloglsコマンドで予約ファイルを確認してください。
pdlogls -d spd -s b001
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pdloginitコマンドでシンクポイントダンプファイルを作成します。作成するシンクポイントダンプファイルの名称は,HiRDBシステム定義で指定したシンクポイントダンプファイル名称と同じにしてください。
pdloginit -d spd -s b001 -f C:¥sysfile01¥sync01 -n 5000
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pdlogadpfコマンドで,1で作成したシンクポイントダンプファイルとpdlogadfgオペランドで指定したファイルグループを対応付けます。
pdlogadpf -d spd -s b001 -g syncfg01 -a C:¥sysfile01¥sync01
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pdlogopenコマンドで,1で作成したシンクポイントダンプファイルを上書きできる状態にします。
pdlogopen -d spd -s b001 -g syncfg01
コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。
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