3.1.2 HiRDBはシステムログファイルを各種の状態に分けて管理しています
HiRDBはシステムログファイルを次の表に示す状態に分けて管理しています。
状態 |
説明 |
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システムログの出力対象になっているファイルです。この状態のファイルは常に一つです。 |
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現時点ではシステムログの出力対象ファイルになっていませんが,次に示す場合に現用ファイルとスワップするファイルです。 ・現用ファイルの容量が一杯になった場合 ・現用ファイルに障害が発生した場合 ・pdlogswapコマンドを入力した場合 この状態は次に示す条件をすべて満たしている必要があります。 |
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ファイル中にシステムの全面回復に必要なシステムログ(有効保証世代数分のシンクポイントダンプに対応するシステムログ)を含んでいない状態です。 |
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取得したシステムログをアンロードログファイルにアンロードした後の状態です。 |
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抽出側HiRDB Datareplicatorがシステムログファイル中のシステムログを完全に読み出した状態です。HiRDB Datareplicatorを使用する場合にこの状態になります。なお,HiRDBではシンクポイントダンプを取得するときに抽出状態を確認しています。つまり,抽出側HiRDB Datareplicatorがシステムログを完全に読み出した後に発生するシンクポイント時点で抽出完了状態になります。 |
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この状態のファイルはシステムログの出力対象になりません(現用ファイルになりません)。現用ファイルがスワップした後の状態です。この状態は次に示す条件のどれかを満たしている必要があります。 |
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ファイル中にシステムの全面回復に必要なシステムログ(有効保証世代数分のシンクポイントダンプに対応するシステムログ)を含んでいる状態です。 |
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取得したシステムログをアンロードログファイルにアンロードしていない状態です。 |
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抽出側HiRDB Datareplicatorがシステムログファイル中のシステムログを完全に読み出していない(残りがある)状態です。HiRDB Datareplicatorを使用する場合にこの状態になります。 |
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この状態のファイルはシステムログの出力対象になりません。 |