2.2.5 他ユーザにスキーマ操作権限を与えます
実行者 スキーマ所有者
スキーマ操作権限は,定義系SQLのGRANT文で付与します。スキーマ操作権限の付与は,自分が所有しているリソースの定義や変更を,自分以外がする場合に必要な作業です。
また,スキーマ操作権限対象のスキーマ上のリソースを作成・変更する場合は,定義系SQLで,リソースの認可識別子にスキーマ操作権限対象のスキーマ名を指定します。
- 例題
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スキーマ操作権限を使用して他人の表及びインデクスを作成します。次の手順で作成してください。
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実行者(認可識別子:USER007)が所有しているスキーマに対して,リソースの定義や変更を行うユーザ(認可識別子:USER008,USER009)にスキーマ操作権限を与えます。
GRANT SCHEMA OPERATION TO USER008,USER009
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ユーザ(認可識別子:USER007)からスキーマ操作権限を付与されたユーザ(認可識別子:USER008)が,スキーマ操作権限対象のスキーマ上に表(T002)を作成します。
CREATE TABLE USER007.T002(C001 INT)
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ユーザ(認可識別子:USER007)からスキーマ操作権限を付与されたユーザ(認可識別子:USER009)が,スキーマ操作権限対象のスキーマ上の表(T002)にインデクス(I001)を作成します。
CREATE INDEX USER007.I001 ON USER007.T002(C001)
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