1.7.1 HiRDB終了時の注意事項
(1) 未決着状態のトランザクションや接続ユーザがいるとHiRDBを正常終了できません
- 現象
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HiRDBを正常終了できません。
- 原因
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未決着状態のトランザクションや接続ユーザがいると,HiRDBを正常終了できません。
- 対策
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接続ユーザやトランザクションの状態を確認してから,HiRDBを正常終了させてください。
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pdls -d prcコマンドで接続ユーザを確認できます。
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pdls -d trnコマンドでトランザクションの状態を確認できます。
接続ユーザがいないのに,未決着状態のトランザクションがある場合は,次に示すコマンドで決着してください。
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pdcmtコマンドでトランザクションをコミットできます。
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pdrbkコマンドでトランザクションをロールバックできます。
未決着状態のトランザクションや接続ユーザがいるときにHiRDBを正常終了させる方法については,「未決着状態のトランザクションがあるときの対処方法」を参照してください。
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(2) WindowsをシャットダウンするときはHiRDBの状態を確認してください
Windowsをシャットダウンする場合は,HiRDBが終了しているかどうかを確認してください。HiRDBを終了する前にWindowsをシャットダウンするとHiRDBは強制終了するため,次回OSブート後のHiRDBの開始モードは再開始になります。HiRDBは再開始時にシステムの状態をWindowsシャットダウン時点に回復するため,再開始に掛かる時間が長くなることがあります。HiRDBの再開始時の注意事項については,「計画停止,強制終了,又は異常終了したときの注意事項」を参照ください。
- 参考
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HiRDBが終了しているかどうかは,pdls -d ustコマンドで確認できます。