1.2.1 終了モード
HiRDBには,次の表に示す終了モードという概念があります。終了モードによって,pdstopコマンドのオプションが異なります。
終了モード |
入力コマンド |
終了モードの説明 |
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pdstop |
通常の終了モードです。CONNECT要求を禁止し,すべてのユーザの処理が終了した後にHiRDBを終了します。ただし,ユティリティが実行中の場合はHiRDBを終了しないで,KFPS05074-Eメッセージを出力します。このとき,pdstopコマンドはリターンコード8で終了します。 |
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pdstop -P |
トランザクションの受け付けを禁止し,ユティリティを含むすべてのトランザクションが終了した後に,HiRDBを終了します。 |
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pdstop -f |
処理中のトランザクションの完了を待たずに,HiRDBを直ちに終了します。処理中のトランザクションは,再開始時にロールバックの対象※4となります。 |
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なし |
何らかの異常によってHiRDBが終了する場合の終了モードです(OSが異常終了する場合も該当します)。処理中のトランザクションの完了を待たずに,HiRDBは直ちに終了します。処理中のトランザクションは,再開始時にロールバックの対象※4となります。 |
- 注※1
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OLTPシステムと連携している場合,OLTPシステムを終了した後にHiRDBを正常終了又は計画停止してください。OLTPシステムを終了する前にHiRDBを正常終了又は計画停止すると,OLTPシステムのトランザクションが処理できなくなるため,HiRDBが正常終了又は計画停止できないことがあります。
- 注※2
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HiRDBを計画停止する場合,シングルサーバ又はフロントエンドサーバで動作中のすべてのトランザクションが終了した後に,HiRDBサーバプロセスが保有していたシステムリソースを解放します。このため,ユニット内のすべてのトランザクションが終了した後に,この解放処理で約1分程度費やすことがあります。
- 注※3
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ユティリティ又はトランザクションが実行中のため,pdstop -Pコマンド入力後15分たってもHiRDBが計画停止しない場合,KFPS05072-Wメッセージが出力されます。そして,pdstop -Pコマンドはリターンコード4で終了します。ただし,計画停止処理は続行され,ユティリティ又はトランザクションが終了したら計画停止します。
- 注※4
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処理中のトランザクションは,再開始時にロールバックの対象となります。ただし,次に示す場合のトランザクションはロールバックの対象となりません。
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データベース作成ユティリティ又はデータベース再編成ユティリティをログレスモードで実行している場合
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ログレスモードでUAPを実行している場合
したがって,HiRDBを再開始した後に,HiRDB管理者がRDエリアをバックアップから回復するか,又はユティリティを再実行する必要があります。このときのRDエリアの回復方法については,「データベースをバックアップ取得時点に回復する方法」を参照してください。
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