付録A.3 ステータスファイルに関する質問
- 〈この項の構成〉
(1) ステータスファイルがスワップするときは?
- 質問
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ステータスファイルがスワップするのは,ディスクの障害が発生したときだけですか?
- お答えします
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いいえ違います。次に示す場合にステータスファイルがスワップします。
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ステータスファイルに障害が発生した場合
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ステータスファイルの容量が満杯になった場合
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ステータスファイルのフラグメンテーションによって,まとまった空き領域を確保できなくなった場合
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pdstsswapコマンドを実行した場合
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(2) ステータスファイルの片系だけに障害が発生した場合でもステータスファイルはスワップするのですか?
- 質問
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ステータスファイルの片系だけに障害が発生した場合でもステータスファイルはスワップするのですか?
それとも両系が障害になるまでスワップされないのですか?
- お答えします
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ステータスファイルの片系が障害になった時点でステータスファイルはスワップします。障害検知からスワップ完了までのHiRDBの処理を次に示します。
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両系共に正常な予備ファイルを探します。
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正常な系の内容をほかのステータスファイルの両系に複写します。このとき,むだな空き領域を詰め替えます。
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複写先のステータスファイルを現用ファイルにします。
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(3) ステータスファイルに障害が発生したときの処理について
- 質問
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両系とも正常なステータスファイルが一つもない(A系,B系のどちらかが障害)場合の処理方式を決める次に示すオペランドがあります。
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pd_syssts_singleoperation = stop|continue(ユニット用ステータスファイルの場合)
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pd_sts_singleoperation = stop|continue(サーバ用ステータスファイルの場合)
このオペランドにはstopとcontinueのどちらを指定すればよいですか?
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- お答えします
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stopを指定するとHiRDB又はユニットが異常終了します。continueを指定するとステータスファイルの片系運転を行います。
ステータスファイルは,全面回復処理のための情報を記録している重要なファイルです。continueを指定して片系運転中にステータスファイルが障害になると,両系障害でHiRDB又はユニットが異常終了します。そして,現用ファイルが両系ともアクセスできないため,全面回復処理ができなくなります。したがって,次のような考え方で判断してください。
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HiRDBの異常終了よりも,全面回復処理の保証を重視する場合はstopを指定します。
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HiRDBを停止したくない(最悪の場合,全面回復処理はあきらめ,データベースをバックアップ時点まで戻します。又はデータロードし直します)場合はcontinueを指定します。
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