Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(Windows(R)用)


26.11.2 クラスタソフトウェアがCLUSTERPROの場合

〈この項の構成〉

(1) 動作環境

Amazon Web Services環境上にクラスタ構成を適用する場合,次の製品が必要です。

また,各Amazon EC2インスタンスごとに次のストレージを配置する必要があります。

Microsoft Azure環境上にクラスタ構成を適用する場合,次の製品が必要です。

また,各Azure VMごとに次のストレージを配置する必要があります。

(2) Azure Storageクラスタ構成概要

Amazon Web Services環境上及びMicrosoft Azure環境上にクラスタ構成を適用する場合の概要を次の図に示します。

図26‒49 Amazon Web Services環境上の共有ディスクを使用したクラスタ構成概要図

[図データ]

図26‒50 Microsoft Azure環境上の共有ディスクを使用したクラスタ構成概要図

[図データ]

〔説明〕

業務処理中の実行系に障害が発生すると,待機系に障害の発生が通知されて系が切り替わり,待機系が実行系になって業務処理を続行します。

Amazon Web Services環境上及びMicrosoft Azure環境上にCLUSTERPROのミラーディスクを使用したクラスタ構成を適用する場合の概要を次の図に示します。

図26‒51 Amazon Web Services環境上のミラーディスクを使用したクラスタ構成概要図

[図データ]

図26‒52 Microsoft Azure環境上のミラーディスクを使用したクラスタ構成概要図

[図データ]

〔説明〕

業務処理中の実行系に障害が発生すると,待機系に障害の発生が通知されて系が切り替わり,待機系が実行系になって業務処理を続行します。

実行系のストレージ(Amazon EBS又はAzure Storage)に対して更新すると,CLUSTERPROは更新内容を待機系に送信し,待機系のストレージにミラーリングします。そのため,実行系の障害によって系が切り替わった場合,障害発生直前の状態から業務を続行できます。

(3) パブリッククラウド環境上のIPアドレスの構成について

パブリッククラウド環境でクラスタ構成を構築する場合,IPアドレスは次の構成をサポートします。

表26‒36 パブリッククラウドの系切り替えでサポートするIPアドレスの構成

パブリッククラウド

IPアドレスを引き継ぐ構成

IPアドレスを引き継がない構成

IPアドレスを引き継がない(クライアント接続用のIPアドレスだけを引き継ぐ)構成

Amazon Web Services

Microsoft Azure

(凡例)

○:サポートします。

−:サポートしません。

注※

HiRDBサーバのIPアドレスを引き継ぐ系切り替え構成を前提とするマルチスタンバイ構成を含みます。また,Amazon Web Services環境ではAWS仮想IPリソースのみIPアドレスを引き継ぐ構成をサポートします。

(4) IPアドレスに関係するリソースの作成

Amazon Web Servicesや,Microsoft Azure環境上でIPアドレス,又はクライアント接続用のIPアドレスを引き継ぐ場合,CLUSTERPROのグループリソースが異なるため,それぞれの設定項目を説明します。

(a) Amazon Web Services上でIPアドレスを引き継ぐ場合,又はクライアント接続用のIPアドレスを引き継ぐ場合

CLUSTERPROのグループリソースのうち,AWS仮想IPリソースを作成してください。

なお,AWS仮想IPリソースを作成する前に,Amazon Web Services上で仮想IPアドレスを設定してください。詳細はAmazon Web Services,及びCLUSTERPROのマニュアルを参照してください。

AWS仮想IPリソースについて,HiRDBに関係する設定項目を次の表に示します。

表26‒37 AWS仮想IPリソースに指定する項目の値

プロパティ

項目

入力・選択値

情報

タイプ

「AWS仮想IPリソース」を選択します。

依存関係

「既定の依存関係に従う」にチェックを入れます。

詳細

共通

IPアドレス

使用するVIPアドレスを指定します。

VPC ID

現用系EC2が所属するVPC IDを指定します。

ENI ID

現用系EC2に対応するVIPのルーティング先のENI IDを指定します。

現用系サーバ

個別に設定する

チェックを入れます。

VPC ID

現用系EC2が所属するVPC IDを指定します。

ENI ID

現用系EC2に対応するVIPのルーティング先のENI IDを指定します。

予備系サーバ

個別に設定する

チェックを入れます。

VPC ID

予備系EC2が所属するVPC IDを指定します。

ENI ID

予備系EC2に対応するVIPのルーティング先のENI IDを指定します。

(b) Amazon Web Services上でクライアント接続用のIPアドレスを引き継ぐ場合

CLUSTERPROのグループリソースのうち,AWS Elastic IPリソース,又はAWS DNSリソースを作成してください。

なお,それぞれのリソースを作成する前に,Amazon Web Services上でElastic IPアドレス,又はAmazon Route 53を設定してください。詳細はAmazon Web Services,及びCLUSTERPROのマニュアルを参照してください。

それぞれのリソースでのHiRDBに関係する設定項目を次の表に示します。

表26‒38 AWS Elastic IPリソースに指定する項目の値

プロパティ

項目

入力・選択値

情報

タイプ

「AWS Elastic IPリソース」を選択します。

依存関係

「既定の依存関係に従う」にチェックを入れます。

詳細

共通

EIP ALLOCATION ID

付け替え対象のEIPのIDを指定します。

ENI ID

現用系EC2に対応するEIPのルーティング先のENI IDを指定します。

現用系サーバ

個別に設定する

チェックを入れます。

ENI ID

現用系EC2に対応するEIPのルーティング先のENI IDを指定します。

予備系サーバ

個別に設定する

チェックを入れます。

ENI ID

予備系EC2に対応するEIPのルーティング先のENI IDを指定します。

表26‒39 AWS DNSリソースに指定する項目の値

プロパティ

項目

入力・選択値

情報

タイプ

「AWS DNSリソース」を選択します。

依存関係

「既定の依存関係に従う」にチェックを入れます。

詳細

共通

IPアドレス

現用系のIPアドレスを指定します。

非活性時にリソースレコードセットを削除する

チェックを入れます。

現用系サーバ

個別に設定する

チェックを入れます。

IPアドレス

現用系のIPアドレスを指定します。

予備系サーバ

個別に設定する

チェックを入れます。

IPアドレス

予備系のIPアドレスを指定します。

(c) Microsoft Azure上でクライアント接続用のIPアドレスを引き継ぐ場合

CLUSTERPROのグループリソースのうち,Azureプローブポートリソース,又はAzure DNSリソースを作成してください。

なお,それぞれのリソースを作成する前に,Microsoft Azure上でAzureロードバランサー,又はAzure DNSを設定してください。詳細はMicrosoft Azure ,及びCLUSTERPROのマニュアルを参照してください。

Azureロードバランサー,及び,それぞれのリソースでのHiRDBに関係する設定項目を次の表に示します。

表26‒40 Azureロードバランサーに指定する項目の値

項目

指定値

フロントエンドIP構成のIPアドレス

HiRDBクライアントからロードバランサーに接続するための任意のIPアドレスを指定してください。

バックエンドプールの仮想マシン及びIPアドレス

HiRDBサーバを配置する仮想マシンと,そのIPアドレスを指定してください。

負荷分散規則のポート

通常接続又はFESホストダイレクト接続の場合

pd_name_portオペランドの指定値,又はpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

高速接続の場合

次のどれかを指定してください。

  • pd_service_portオペランドの指定値

  • pd_scd_portオペランドの指定値

  • pdunitオペランドの-sオプションの指定値

負荷分散規則のバックエンドポート

同上

負荷分散規則のフローティングIP

無効を選択してください。

正常性プローブ

プロトコル

TCPを選択してください。

ポート

次に示したHiRDBで使用するポート番号,及び他の製品で指定しているポート番号を除いた未使用のポート番号を指定してください。

  • OS自動割り当てポート

  • HiRDBで指定するポート

詳細は「HiRDB システム導入・設計ガイド」の「HiRDBで指定するポート番号の一覧」を参照してください。

表26‒41 Azureプローブポートリソースに指定する項目の値

プロパティ

項目

入力・選択値

情報

タイプ

「Azure プローブポートリソース」を選択します。

依存関係

「既定の依存関係に従う」にチェックを入れます。

詳細

プローブポート

Azure のロードバランサーが,各サーバの死活監視(正常性プローブ)に使用するポート番号を指定します。

表26‒42 Azure DNSリソースに指定する項目の値

プロパティ

項目

入力・選択値

情報

タイプ

「Azure DNSリソース」を選択します。

依存関係

「既定の依存関係に従う」にチェックを入れます。

詳細

共通

IPアドレス

現用系のIPアドレスを指定します。

非活性時にリソースレコードセットを削除する

チェックを入れます。

現用系サーバ

個別に設定する

チェックを入れます。

IPアドレス

現用系のIPアドレスを指定します。

予備系サーバ

個別に設定する

チェックを入れます。

IPアドレス

予備系のIPアドレスを指定します。

(5) HiRDBクライアントに関する設定項目

次のどれかのリソースを作成した場合,HiRDBサーバへの接続方式ごとに指定するHiRDBクライアントの環境変数を次の表に示します。

●AWS仮想IPリソースを作成する場合の指定値

表26‒43 HiRDB接続に関連する環境変数の値(HiRDBの接続方式が通常接続の場合)

環境変数

指定値

PDHOST

HiRDB/シングルサーバの場合

AWS仮想IPリソースに指定したIPアドレス,又は対応するホスト名を指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

AWS仮想IPリソースに指定したシステムマネジャユニットのIPアドレス,又は対応するホスト名を指定してください。

PDNAMEPORT

HiRDB/シングルサーバの場合

pd_name_portオペランドの指定値,又はシングルサーバのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

pd_name_portオペランドの指定値,又はシステムマネジャユニットのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

表26‒44 HiRDB接続に関連する環境変数の値(HiRDBの接続方式がFESホストダイレクト接続の場合)

環境変数

指定値

PDHOST

AWS仮想IPリソースに指定したシステムマネジャユニットのIPアドレス,または対応するホスト名を指定してください。なお,PDFESHOSTをしている場合は,PDFESHOSTと同じ値を指定してください。

PDFESHOST

AWS仮想IPリソースに指定したフロントエンドサーバのIPアドレス,又は対応するホスト名を指定してください。

PDNAMEPORT

pd_name_portオペランドの指定値,又はPDFESHOST(指定がない場合はPDHOST)で接続先としたユニットのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

PDSERVICEGRP

フロントエンドサーバのサーバ名を指定してください。

表26‒45 HiRDB接続に関連する環境変数の値(HiRDBの接続方式が高速接続の場合)

環境変数

指定値

PDHOST

HiRDB/シングルサーバの場合

AWS仮想IPリソースに指定したIPアドレス,又は対応するホスト名を指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

AWS仮想IPリソースに指定したシステムマネジャユニットのIPアドレス,または対応するホスト名を指定してください。なお,PDFESHOSTを指定している場合は,PDFESHOSTと同じ値を指定してください。

PDFESHOST

AWS仮想IPリソースに指定したフロントエンドサーバのIPアドレス,又は対応するホスト名を指定してください。

PDNAMEPORT

HiRDB/シングルサーバの場合

pd_name_portオペランドの指定値,又はシングルサーバのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

pd_name_portオペランドの指定値,又はPDFESHOST(指定がない場合はPDHOST)で接続先としたユニットのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

PDSERVICEPORT

次のどれかを指定してください。

  • pd_service_portオペランドの指定値

  • pd_scd_portオペランドの指定値

  • pdunitオペランドの-sオプションの指定値

PDSERVICEGRP

HiRDB/シングルサーバの場合

シングルサーバのサーバ名を指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

フロントエンドサーバのサーバ名を指定してください。

PDSRVTYPE

「PC」を指定してください。

●AWS Elastic IPリソースを作成する場合の指定値

表26‒46 HiRDB接続に関連する環境変数の値(HiRDBの接続方式が通常接続の場合)

環境変数

指定値

PDHOST

HiRDB/シングルサーバの場合

AWS上に割り当てたElastic IPアドレス,又は対応するホスト名を指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

AWS上に割り当てたシステムマネジャユニットのElastic IPアドレス,又は対応するホスト名を指定してください。

PDNAMEPORT

HiRDB/シングルサーバの場合

pd_name_portオペランドの指定値,又はシングルサーバのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

pd_name_portオペランドの指定値,又はシステムマネジャユニットのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

表26‒47 HiRDB接続に関連する環境変数の値(HiRDBの接続方式がFESホストダイレクト接続の場合)

環境変数

指定値

PDHOST

AWS上に割り当てたシステムマネジャユニットのElastic IPアドレス,または対応するホスト名を指定してください。なお,PDFESHOSTを指定している場合は,PDFESHOSTと同じ値を指定してください。

PDFESHOST

AWS上に割り当てたフロントエンドサーバのElastic IPアドレス,又は対応するホスト名を指定してください。

PDNAMEPORT

pd_name_portオペランドの指定値,又はPDFESHOST(指定がない場合はPDHOST)で接続先としたユニットのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

PDSERVICEGRP

フロントエンドサーバのサーバ名を指定してください。

表26‒48 HiRDB接続に関連する環境変数の値(HiRDBの接続方式が高速接続の場合)

環境変数

指定値

PDHOST

HiRDB/シングルサーバの場合

AWS上に割り当てたElastic IPアドレス,又は対応するホスト名を指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

AWS上に割り当てたシステムマネジャユニットのElastic IPアドレス,または対応するホスト名を指定してください。なお,PDFESHOSTを指定している場合は,PDFESHOSTと同じ値を指定してください。

PDFESHOST

AWS上に割り当てたフロントエンドサーバのElastic IPアドレス,又は対応するホスト名を指定してください。

PDNAMEPORT

HiRDB/シングルサーバの場合

pd_name_portオペランドの指定値,又はシングルサーバのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

pd_name_portオペランドの指定値,又はPDFESHOST(指定がない場合はPDHOST)で接続先としたユニットのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

PDSERVICEPORT

次のどれかを指定してください。

  • pd_service_portオペランドの指定値

  • pd_scd_portオペランドの指定値

  • pdunitオペランドの-sオプションの指定値

PDSERVICEGRP

HiRDB/シングルサーバの場合

シングルサーバのサーバ名を指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

フロントエンドサーバのサーバ名を指定してください。

PDSRVTYPE

「PC」を指定してください。

●AWS DNSリソースを作成する場合の指定値

表26‒49 HiRDB接続に関連する環境変数の値(HiRDBの接続方式が通常接続の場合)

環境変数

指定値

PDHOST

HiRDB/シングルサーバの場合

Amazon Route 53に登録されているシングルサーバのFQDNを指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

Amazon Route 53に登録されているシステムマネジャユニットのFQDNを指定してください。

PDNAMEPORT

HiRDB/シングルサーバの場合

pd_name_portオペランドの指定値,又はシングルサーバのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

pd_name_portオペランドの指定値,又はシステムマネジャユニットのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

表26‒50 HiRDB接続に関連する環境変数の値(HiRDBの接続方式がFESホストダイレクト接続の場合)

環境変数

指定値

PDHOST

Amazon Route 53に登録されているシステムマネジャユニットのFQDN,又はPDFESHOSTを設定している場合はPDFESHOSTと同じ値を指定してください。

PDFESHOST

Amazon Route 53に登録されているフロントエンドサーバのFQDNを指定してください。

PDNAMEPORT

pd_name_portオペランドの指定値,又はPDFESHOST(指定がない場合はPDHOST)で接続先としたユニットのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

PDSERVICEGRP

フロントエンドサーバのサーバ名を指定してください。

表26‒51 HiRDB接続に関連する環境変数の値(HiRDBの接続方式が高速接続の場合)

環境変数

指定値

PDHOST

HiRDB/シングルサーバの場合

Amazon Route 53に登録されているシングルサーバのFQDNを指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

Amazon Route 53に登録されているシステムマネジャユニットのFQDN,又はPDFESHOSTを設定している場合はPDFESHOSTと同じ値を指定してください。

PDFESHOST

Amazon Route 53に登録されているフロントエンドサーバのFQDNを指定してください。

PDNAMEPORT

HiRDB/シングルサーバの場合

pd_name_portオペランドの指定値,又はシングルサーバのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

pd_name_portオペランドの指定値,又はPDFESHOST(指定がない場合はPDHOST)で接続先としたユニットのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

PDSERVICEPORT

次のどれかを指定してください。

  • pd_service_portオペランドの指定値

  • pd_scd_portオペランドの指定値

  • pdunitオペランドの-sオプションの指定値

PDSERVICEGRP

HiRDB/シングルサーバの場合

シングルサーバのサーバ名を指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

フロントエンドサーバのサーバ名を指定してください。

PDSRVTYPE

「PC」を指定してください。

●Azureプローブポートリソースを作成する場合の指定値

表26‒52 HiRDB接続に関連する環境変数の値(HiRDBの接続方式が通常接続の場合)

環境変数

指定値

PDHOST

HiRDB/シングルサーバの場合

シングルサーバを配置したサーバマシンに対応するAzureロードバランサーのフロントエンドIP構成のIPアドレス,又はホスト名を指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

システムマネジャユニットを配置したサーバマシンに対応するAzureロードバランサーのフロントエンドIP構成のIPアドレス,又はホスト名を指定してください。

PDNAMEPORT

HiRDB/シングルサーバの場合

pd_name_portオペランドの指定値,又はシングルサーバのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

pd_name_portオペランドの指定値,又はシステムマネジャユニットのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

表26‒53 HiRDB接続に関連する環境変数の値(HiRDBの接続方式がFESホストダイレクト接続の場合)

環境変数

指定値

PDHOST

システムマネジャユニットを配置したサーバマシンに対応するAzureロードバランサーのフロントエンドIP構成のIPアドレス,または対応するホスト名を指定してください。なお,PDFESHOSTを指定している場合は,PDFESHOSTと同じ値を指定してください。

PDFESHOST

フロントエンドサーバユニットを配置したサーバマシンに対応するAzureロードバランサーのフロントエンドIP構成のIPアドレス,又はホスト名を指定してください。

PDNAMEPORT

pd_name_portオペランドの指定値,又はPDFESHOST(指定がない場合はPDHOST)で接続先としたユニットのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

PDSERVICEGRP

フロントエンドサーバのサーバ名を指定してください。

表26‒54 HiRDB接続に関連する環境変数の値(HiRDBの接続方式が高速接続の場合)

環境変数

指定値

PDHOST

HiRDB/シングルサーバの場合

シングルサーバを配置したサーバマシンに対応するAzureロードバランサーのフロントエンドIP構成のIPアドレス,又はホスト名を指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

システムマネジャユニットを配置したサーバマシンに対応するAzureロードバランサーのフロントエンドIP構成のIPアドレス,又はホスト名を,PDFESHOSTを設定している場合はPDFESHOSTと同じ値を指定してください。

PDFESHOST

フロントエンドサーバユニットを配置したサーバマシンに対応するAzureロードバランサーのフロントエンドIP構成のIPアドレス,又はホスト名を指定してください。

PDNAMEPORT

HiRDB/シングルサーバの場合

pd_name_portオペランドの指定値,又はシングルサーバのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

pd_name_portオペランドの指定値,又はPDFESHOST(指定がない場合はPDHOST)で接続先としたユニットのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

PDSERVICEPORT

次のどれかを指定してください。

  • pd_service_portオペランドの指定値

  • pd_scd_portオペランドの指定値

  • pdunitオペランドの-sオプションの指定値

PDSERVICEGRP

HiRDB/シングルサーバの場合

シングルサーバのサーバ名を指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

フロントエンドサーバのサーバ名を指定してください。

PDSRVTYPE

「PC」を指定してください。

●Azure DNSリソースを作成する場合の指定値

表26‒55 HiRDB接続に関連する環境変数の値(HiRDBの接続方式が通常接続の場合)

環境変数

指定値

PDHOST

HiRDB/シングルサーバの場合

Azure DNSに登録されている,シングルサーバのFQDNを指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

Azure DNSに登録されている,システムマネジャユニットのFQDNを指定してください。

PDNAMEPORT

HiRDB/シングルサーバの場合

pd_name_portオペランドの指定値,又はシングルサーバのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

pd_name_portオペランドの指定値,又はシステムマネジャユニットのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

表26‒56 HiRDB接続に関連する環境変数の値(HiRDBの接続方式がFESホストダイレクト接続の場合)

環境変数

指定値

PDHOST

Azure DNSに登録されている,システムマネジャのFQDN,又はPDFESHOSTを設定している場合はPDFESHOSTと同じ値を指定してください。

PDFESHOST

Azure DNSに登録されている,フロントエンドサーバのFQDNを指定してください。

PDNAMEPORT

pd_name_portオペランドの指定値,又はPDFESHOST(指定がない場合はPDHOST)で接続先としたユニットのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

PDSERVICEGRP

フロントエンドサーバのサーバ名を指定してください。

表26‒57 HiRDB接続に関連する環境変数の値(HiRDBの接続方式が高速接続の場合)

環境変数

指定値

PDHOST

HiRDB/シングルサーバの場合

Azure DNSに登録されている,シングルサーバのFQDNを指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

Azure DNSに登録されている,システムマネジャのFQDN,又はPDFESHOSTを設定している場合はPDFESHOSTと同じ値を指定してください。

PDFESHOST

Azure DNSに登録されている,フロントエンドサーバのFQDNを指定してください。

PDNAMEPORT

HiRDB/シングルサーバの場合

pd_name_portオペランドの指定値,又はシングルサーバのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

pd_name_portオペランドの指定値,又はPDFESHOST(指定がない場合はPDHOST)で接続先としたユニットのpdunitオペランドの-pオプションの指定値を指定してください。

PDSERVICEPORT

次のどれかを指定してください。

  • pd_service_portオペランドの指定値

  • pd_scd_portオペランドの指定値

  • pdunitオペランドの-sオプションの指定値

PDSERVICEGRP

HiRDB/シングルサーバの場合

シングルサーバのサーバ名を指定してください。

HiRDB/パラレルサーバの場合

フロントエンドサーバのサーバ名を指定してください。

PDSRVTYPE

「PC」を指定してください。