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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(Windows(R)用)


26.7.6 HiRDBのクラスタサービスの登録(モニタモードの場合だけ)

HiRDBのクラスタサービスをMSFCの汎用サービスに登録します。サービス名はHiRDB/ClusterServiceです。ただし,相互系切り替え構成などでマルチHiRDBを使用する場合は,HiRDBをインストールしたときに指定したセットアップ識別子をサービス名に付けて指定します。

(例)セットアップ識別子がUNT1の場合

HiRDB/ClusterService UNT1

[コントロールパネル][管理ツール]−[サービス][サービス]ダイアログでサービス名を確認してから,サービス名を指定してください。

HiRDBのクラスタサービスの登録の手順を次に示します。

〈手順〉
  1. 役割の作成」で作成したMSFCの役割を選択して右クリックします。[リソースの追加][汎用サービス]を選択し,[新しいリソース ウィザード]画面を表示します。表示される一覧からHiRDBのクラスタサービスを選択します。

    [図データ]

  2. [次へ]をクリックし,[確認画面]を表示して指定内容を確認します。

    [図データ]

  3. [次へ]をクリックすると,HiRDBのクラスタサービスが登録されます。[完了]をクリックして,登録処理を終了します。

  4. 登録したHiRDBのクラスタサービスを選択して右クリックします。[プロパティ]を選択し,登録したサービスのプロパティのダイアログを表示します。

  5. [依存関係]タブを選択します。

    HiRDBのサービスを登録しない場合:

    リソース:共有ディスク,及びクライアントアクセスポイントを登録します。

    HiRDBのサービスを登録する場合:

    リソース:HiRDBのサービスの登録(モニタモードの場合だけ)」で登録したHiRDBのサービスを登録します。

    [図データ]

  6. [ポリシー]タブを選択します。

    [リソースが失敗状態になった場合は,現在のノードで再起動を試みる]:ラジオボタンをチェックします。

    [指定期間内での再起動の試行回数]:0を指定します。

    [保留タイムアウト]:最大値を指定します。

    上記以外の項目はデフォルトのままでかまいません。

    [図データ]

    注意事項

    [保留タイムアウト]について

    障害発生時など意図しない系切り替えの場合は,システムログの出力量が多くなり,HiRDBの再開始に時間が掛かる場合があります。

    HiRDBの再開始に掛かった時間が[保留タイムアウト]を超過すると,MSFCによってHiRDBの起動処理が打ち切られてHiRDBが起動できなくなります。そのため,[保留タイムアウト]には最大値を指定することをお勧めします。

  7. [OK]をクリックすると,HiRDBのクラスタサービスが登録されます。

    [図データ]