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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(Windows(R)用)


26.6.5 HiRDBのサービスの登録(モニタモードの場合だけ)

HiRDBのサービスをMSFCの汎用サービスに登録すると,HiRDBが異常終了又はユニットダウンした系で再開始できない場合に,系を切り替えることができます。ただし,障害を検知してから系を切り替えるまでに時間が掛かります。系切り替え時間を短縮したい場合は,サーバモードを使用してください。

登録するHiRDBのサービス名は次のとおりです。

ただし,相互系切り替え構成などでマルチHiRDBを使用する場合は,HiRDBをインストールしたときに指定したセットアップ識別子をサービス名に付けて指定します。

(例)セットアップ識別子がUNT1の場合

HiRDB/SingleServerUNT1

HiRDB/ParallelServerUNT1

[コントロールパネル][サービス][サービス]ダイアログでサービス名を確認してから,サービス名を指定してください。

注意事項

HiRDB/シングルサーバの場合のサービスの開始方法の設定について

HiRDBのサービスの開始方法の設定(Service Completeの設定)をmanualにする必要があります。manualにしない場合は,HiRDBのサービスをMSFCに登録しないでください。

HiRDBのサービスの登録手順を次に示します。

〈手順〉
  1. サービスの作成」で作成したMSFCのサービスを選択して右クリックします。[リソースの追加][汎用サービス]を選択し,[新しいリソース ウィザード]画面を表示します。表示される一覧からHiRDBのサービスを選択します。

    [図データ]

  2. [次へ]をクリックし,内容を確認してから[OK]をクリックします。

  3. 登録したHiRDBのサービスを選択して右クリックします。[プロパティ]を選択し,登録したサービスのプロパティのダイアログを表示します。

  4. [依存関係]タブを選択します。

    リソース:共有ディスクを登録します。IPアドレスを引き継ぐ場合は,クライアントアクセスポイントも登録します。

    [図データ]

  5. [ポリシー]タブを選択します。

    [リソースが失敗状態になった場合は,現在のノードで再起動を試みる]:ラジオボタンをチェックします。

    [指定期間内での再起動の試行回数]:0を指定します。

    上記以外の項目はデフォルトのままでかまいません。

    [図データ]

  6. [OK]をクリックすると,HiRDBのサービスが登録されます。

    [図データ]