Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(Windows(R)用)


26.6.2 リソースの登録

〈この項の構成〉

(1) モニタモードの場合のリソースの登録

モニタモードの場合に,MSFCのサービスに登録するリソースを次の表に示します。

表26‒21 MSFCのサービスに登録するリソース(モニタモードの場合)

リソースの種類

説明

共有ディスク

共有ディスクを登録します。

クライアントアクセスポイント

IPアドレスを引き継ぐ場合にクライアントアクセスポイントを登録します。

汎用サービス

HiRDBのサービスを登録します。HiRDBが異常終了又はユニットダウンした系で再開始できない場合に,系を切り替えるときに登録します。

登録するサービス名を次に示します。

HiRDB/シングルサーバの場合:HiRDB/SingleServer

HiRDB/パラレルサーバの場合:HiRDB/ParallelServer

HiRDBのクラスタサービス(サービス名:HiRDB/ClusterService)を登録します。

なお,MSFCのサービスに登録する各リソースの依存関係は,次に示す順番で起動されるように登録してください。

  1. 共有ディスク及びクライアントアクセスポイント

  2. HiRDBのサービス

  3. HiRDBのクラスタサービス

注※ HiRDBのサービスを登録しない場合はHiRDBのクラスタサービスが開始します。

(2) サーバモードの場合のリソースの登録

サーバモードの場合に,MSFCのサービスに登録するリソースを次の表に示します。

表26‒22 MSFCのサービスに登録するリソース(サーバモードの場合)

リソースの種類

説明

共有ディスク

共有ディスクを登録します。

汎用サービス

Hitachi HA Toolkit Extensionのサービスを登録します。

詳細については,マニュアル「Hitachi HA Toolkit」を参照してください。

なお,MSFCのサービスに登録する各リソースの依存関係は,次に示す順番で起動されるように登録してください。

  1. 共有ディスク

  2. Hitachi HA Toolkit Extensionのサービス

    注意事項

    サーバモードでHitachi HA Toolkit Extensionを使用する場合,HiRDBのクラスタサービスの起動はHitachi HA Toolkit Extensionの起動用バッチファイルから行います。このため,Hitachi HA Toolkit Extensionを使用する場合はHiRDBのクラスタサービス及びHiRDBのサービスを登録しないでください。