21.7.1 例題1(全RDエリアを最新の同期点に回復する場合)
- 〈この項の構成〉
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(1) pdstart -r -qでユニットを開始します
次のユニットでコマンドを実行してください。
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システムマネジャがあるユニット
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ディクショナリサーバがあるユニット
pdstart -r -q
(2) システム用RDエリアを回復します
-sオプションにディクショナリサーバ名を指定し,ディクショナリサーバのRDエリアをすべて最新の同期点に回復します。
pdrstr -m %PDDIR%\dbdir\dic\master -b %PDDIR%\bkupdir\bkup01 -s dic -l %PDDIR%\dbdir\dic_unldlog1
オブジェクト格納用データディクショナリLOB用RDエリアを使用している場合,ログを使った回復でシステムログを取得しないトランザクションが動作していることを検知(KFPR16334-E)することがあります。
オブジェクト格納用データディクショナリLOB用RDエリアについては,(10)で回復(初期化)するため,エラーを無視して問題ありません。データベース回復ユティリティでエラーメッセージを出力しないようにするためには,-rオプションでオブジェクト格納用データディクショナリLOB用RDエリア以外のRDエリア名を指定してください。
(3) pdstopコマンドでHiRDBを終了します
pdstop
(4) pdstartコマンドでHiRDBを開始します
pdstart
この手順を実施する前にHiRDBを正常終了,又は計画停止できなかった場合は,HiRDBを開始する前にシステムログファイル,シンクポイントダンプファイル,及びステータスファイルを初期化してください。
システムログファイル,及びシンクポイントダンプファイルを初期化しない場合,一部のファイルがクローズ状態となることがあります。この場合,クローズ状態となったファイルについては,「システムログファイルに障害が発生したときの対処方法」を参照し,使用できる状態にしてください。
(5) ディクショナリサーバ以外のRDエリアを閉塞,クローズ状態にします
pdhold -r ALL -c
(6) ディクショナリサーバのRDエリア以外のRDエリアを最新の同期点に回復します
pdrstr -m %PDDIR%\dbdir\dic\master -b %PDDIR%\bkupdir\bkup01 -s bes1,bes2 -l %PDDIR%\dbdir\bes1_unldlog1,%PDDIR%\dbdir\bes2_unldlog1
(7) 全RDエリアのバックアップを取得します
バックアップの取得方法は,「バックアップの取得方法」を参照してください
(8) pdstopコマンドでHiRDBを終了します
pdstop
(9) pdstartコマンドでHiRDBを開始します
pdstart
(10) オブジェクト格納用データディクショナリLOB用RDエリアを回復します
データディクショナリLOB用RDエリアがない場合は,この手順は必要ありません。
- 〈手順〉
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オブジェクト格納用データディクショナリLOB用RDエリアを閉塞クローズします。
pdhold -r RDDICOBJ -c
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pdmodコマンドで,オブジェクト格納用データディクショナリLOB用RDエリアを再初期化します。
pdmod -a c:\rdarea\conf\control2
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オブジェクト格納用データディクショナリLOB用RDエリアを閉塞解除,オープンします。
pdrels -r RDDICOBJ -o
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ALTER ROUTINEで,全ストアドルーチン及び全トリガのSQLオブジェクトを再作成します。
ALTER ROUTINE ALL
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(11) リスト用RDエリアを回復します
リスト用RDエリアがない場合は,この手順は必要ありません。
- 〈手順〉
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リスト用RDエリアを閉塞クローズします。
pdhold -r LISER1 -c
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pdmodコマンドでRDエリアを再初期化します。
pdmod -a c:\rdarea\conf\control3
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リスト用RDエリアを閉塞解除,オープンします。
pdrels -r LISER1 -o
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(12) 一時表用RDエリアを回復します
一時表用RDエリアがない場合は,この手順は必要ありません。
- 〈手順〉
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一時表用RDエリアを閉塞クローズします。
pdhold -r TMPRDAREA -c
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pdmodコマンドでRDエリアを再初期化します。
pdmod -a c:\rdarea\conf\control4
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一時表用RDエリアを閉塞解除,オープンします。
pdrels -r TMPRDAREA -o
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