15.4.2 例題1(インデクスが定義されている場合)
ユーザ用RDエリア(RDAREA1)を再初期化します。このとき,RDエリアの容量を大きくします。
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RDAREA1には表(TABLE1)が格納されています。
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TABLE1にはインデクス(INDEX1)が定義されています。インデクスはユーザ用RDエリア(RDAREA2)に格納されています。
- 〈手順〉
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pdfstatfsコマンドでHiRDBファイルシステム領域に空きがあるか確認します。
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HiRDBファイルシステム領域を準備します。
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pdholdコマンドでRDAREA1を閉塞します。
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pdlogswap -d sys -wコマンドで,システムログファイルをスワップします。
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pdcopyコマンドでバックアップを取得します。
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pdrorgコマンドの制御文ファイルを作成します。
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pdrorgコマンドでTABLE1のデータをアンロードします。
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pdcloseコマンドでRDAREA1をクローズします。
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pdmodコマンドの制御文ファイルを作成します。
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pdmodコマンドでRDAREA1を再初期化(容量拡張)します。
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pdopenコマンドでRDAREA1をオープンします。
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pdrorgコマンドの制御文ファイルを作成します。
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pdrorgコマンドでTABLE1のデータをリロードします。
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pdlogswap -d sys -wコマンドで,システムログファイルをスワップします。
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pdcopyコマンドでバックアップを取得します。
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pdrelsコマンドでRDAREA1の閉塞を解除します。
手順の数字はこの後で説明している( )レベルに対応しています。例えば,3の操作は(3)で説明しています。
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- 〈この項の構成〉
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(1) pdfstatfsコマンドでHiRDBファイルシステム領域に空きがあるか確認します
pdfstatfs C:\rdarea\area01
(2) HiRDBファイルシステム領域を準備します
(1)の結果,HiRDBファイルシステム領域に空きがないとします。再初期化するときにRDエリアの容量を大きくするため,次に示すどれかの方法でHiRDBファイルシステム領域を準備してください。
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既存のHiRDBファイルシステム領域より大きいHiRDBファイルシステム領域を新規に割り当てる
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既存のHiRDBファイルシステム領域に加えて新規のHiRDBファイルシステム領域を割り当てる
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既存のHiRDBファイルシステム領域を大きくする
ここでは,1の方法でHiRDBファイルシステム領域を準備します。
pdfmkfs -n 100 -l 10 -k DB -i C:\rdarea\area02
(3) pdholdコマンドでRDAREA1を閉塞します
pdhold -r RDAREA1
(4) pdlogswap -d sys -wコマンドで,システムログファイルをスワップします
pdlogswap -d sys -w
(5) pdcopyコマンドでバックアップを取得します
pdcopy -m C:\rdarea\mast\mast01 -M r -a -b C:\pdcopy\backup01 -p C:\pdcopy\list01
- 〔説明〕
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-m:マスタディレクトリ用RDエリアの先頭のHiRDBファイル名称を指定します。
-M:バックアップ取得モードを指定します。
-a:このオプションを指定すると,全RDエリアのバックアップを取得します。RDエリアを再初期化すると,「同時にバックアップを取得する必要があるRDエリア」で説明しているRDエリアが更新されるため,6.3で説明しているRDエリアのバックアップを取得する必要があります。ここでは全RDエリアのバックアップを取得します。
-b:バックアップファイル名を指定します。
-p:pdcopyコマンドの処理結果リストの出力先を指定します。
バックアップの取得については,「バックアップの取得方法」を参照してください。
(6) pdrorgコマンドの制御文ファイルを作成します
pdrorgコマンドのunload文を記述した制御文ファイル(C:\pdrorg\unld01)を作成します。制御文ファイルの内容を次に示します。
unload C:\unld\unldfile
- 〔説明〕
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アンロードファイルの名称を指定します。
(7) pdrorgコマンドでTABLE1のデータをアンロードします
pdrorg -k unld -t TABLE1 C:\pdrorg\unld01
- 〔説明〕
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-k:アンロードをするためunldを指定します。
-t:アンロードをする表の名称を指定します。
C:¥pdrorg¥unld01:(6)で作成したpdrorgコマンドの制御文ファイル名を指定します。
(8) pdcloseコマンドでRDAREA1をクローズします
pdclose -r RDAREA1
(9) pdmodコマンドの制御文ファイルを作成します
pdmodコマンドのinitialize rdarea文を記述した制御文ファイル(C:\pdmod\init01)を作成します。制御文ファイルの内容を次に示します。
initialize rdarea RDAREA1 1 with reconstruction 2 file name "C:\rdarea\area02\file01" 3 initial 3000 segments; 4
- 〔説明〕
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RDAREA1には新規追加したHiRDBファイルシステム領域を割り当てます。
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再初期化するRDエリア(RDAREA1)を指定します。
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再初期化前とファイル構成が変わるため,with reconstructionを指定します。
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RDエリアを構成するHiRDBファイルを指定します。
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HiRDBファイルのセグメント数を指定します。
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(10) pdmodコマンドでRDAREA1を再初期化(容量拡張)します
pdmod -a C:\pdmod\init01
- 〔説明〕
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-a:(9)で作成したpdmodコマンドの制御文ファイル名を指定します。
(11) pdopenコマンドでRDAREA1をオープンします
pdopen -r RDAREA1
(12) pdrorgコマンドの制御文ファイルを作成します
pdrorgコマンドのunload文,index文,及びsort文を記述した制御文ファイル(C:\pdrorg\reld01)を作成します。制御文ファイルの内容を次に示します。
unload C:\unld\unldfile 1 index INDEX1 C:\unld\index_inf 2 sort C:\tmp\sortwork 3
- 〔説明〕
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アンロードファイルの名称を指定します。
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インデクス識別子(INDEX1),及びインデクス情報ファイル名(C:\unld\index_inf)を指定します。
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ソート用ワークディレクトリの名称を指定します。
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(13) pdrorgコマンドでTABLE1のデータをリロードします
pdrorg -k reld -t TABLE1 C:\pdrorg\reld01
- 〔説明〕
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インデクス(INDEX1)も同時に作成するため,-iオプションを省略してインデクス一括作成モードでインデクスを一括作成します。
-k:リロードをするためreldを指定します。
-t:リロードをする表の名称を指定します。
C:¥pdrorg¥reld01:(12)で作成したpdrorgコマンドの制御文ファイル名を指定します。
(14) pdlogswap -d sys -wコマンドで,システムログファイルをスワップします
pdlogswap -d sys -w
(15) pdcopyコマンドでバックアップを取得します
pdcopy -m C:\rdarea\mast\mast01 -M r -a -b C:\pdcopy\backup02 -p C:\pdcopy\list02
RDエリアを再初期化すると,「同時にバックアップを取得する必要があるRDエリア」で説明しているRDエリアが更新されるため,6.3で説明しているRDエリアのバックアップを取得する必要があります。ここでは全RDエリアのバックアップを取得します。バックアップの取得については,「バックアップの取得方法」を参照してください。
(16) pdrelsコマンドでRDAREA1の閉塞を解除します
pdrels -r RDAREA1
コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。