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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(Windows(R)用)


13.16.2 例題2(XML型の列を含むデータを,表単位で移行する場合)

表の列にXML型を含むデータを,表単位で移行する場合の方法を説明します。

TABLE01とTABLE02は表定義が同じとします。TABLE01のデータをTABLE02に移行(コピー)します。

〈この項の構成〉

(1) pdholdコマンドでアンロード及びデータロード対象RDエリアを閉塞します

pdhold -r RDAREA01,RDAREA02,…

(2) アンロード時に実行するpdrorgコマンドの制御文ファイルを作成します

制御文ファイル(C:\pdrorg\rorg01)の内容を次に示します。

(a) HiRDB/シングルサーバの場合

unload C:\pdrorg\unfile1                              1
〔説明〕
  1. アンロードデータファイルの名称を指定します。

(b) HiRDB/パラレルサーバの場合

unload bes1:C:\pdrorg\unfile1                        1
〔説明〕
  1. アンロードデータファイルの名称を指定します。

(3) pdrorgコマンドでTABLE01のデータをアンロードします

pdrorg -k unld -W bin -t TABLE01 -g C:\pdrorg\rorg01
〔説明〕

-k:アンロードをするためunldを指定します。

-W bin:アンロードデータファイルをpdloadコマンドの入力ファイル(バイナリ形式)として使用できるようにします。

-t:アンロードする表の名称を指定します。

-g:HiRDB/パラレルサーバで,TABLE01をサーバ間横分割している場合に指定します。-gオプションを指定すると,アンロードデータファイルが一元化されます(一つになります)。

C:¥pdrorg¥rorg01:pdrorgコマンドの制御文ファイル名を指定します。

(4) データロード時に実行するpdloadコマンドの制御文ファイルを作成します

制御文ファイル(C:\pdload\load01)の内容を次に示します。

(a) HiRDB/シングルサーバの場合

source C:\pdrorg\unfile1                              1
〔説明〕
  1. アンロードデータファイルの名称を指定します。

(b) HiRDB/パラレルサーバの場合

source bes1:C:\pdrorg\unfile1                         1
〔説明〕
  1. アンロードデータファイルの名称を指定します。

(5) pdloadコマンドでTABLE02にデータをデータロードします

pdload -b -W TABLE02 C:\pdload\load01
〔説明〕

-b:バイナリ形式のデータをロードする場合に指定します。

-W:pdrorgコマンドで作成したバイナリ形式の入力データファイルを使用する場合に指定します。

TABLE02:データロードする表の名称を指定します。

C:¥pdload¥load01:pdloadコマンドの制御文ファイル名を指定します。

(6) データロード対象RDエリアのバックアップを取得します

更新前ログ取得モード(省略値)でデータロードを実行したため,データロード対象RDエリアのバックアップを取得してください。バックアップの取得方法については,「例題8(RDエリア単位にバックアップを取得する場合)」を参照してください。

(7) pdrelsコマンドでRDエリアの閉塞を解除します

pdrels -r RDAREA01,RDAREA02,…

コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。