13.13.9 分割・統合後のデータ件数の確認
分割格納条件を変更する場合,事前にデータをアンロードしておいて,分割格納条件を変更してからデータをロードする必要があります。このため,変更前のデータ件数とデータ再登録後のデータ件数が一致することを確認してください。確認方法には,次の二つがあります。より正確にデータ件数を確認したい場合は,後者の方法をお勧めします。
-
ユティリティが出力するデータ件数で確認する方法
-
データベース再編成ユティリティ実行時に出力されるKFPL00723-Iメッセージでアンロード件数を控えておきます。
-
分割格納条件を変更後,データロード時に出力されるKFPL00723-Iメッセージでデータロードした件数を控えます。複数のRDエリアにデータロードした場合は,その総和を控えます。
-
1.の件数と2.の件数が一致していることを確認します。
-
-
分割格納条件の変更前後で,データベース状態解析ユティリティを実行する方法
RDエリア内に格納されているデータ件数は,データベース状態解析ユティリティ(pddbst)の表単位の状態解析を実行すれば確認できます。
-
データベース状態解析ユティリティ(pddbst)の表単位の状態解析を実行し,次の例の対象RDエリアの下線(Row Count:RDエリアの格納行数)部分の件数の総和を控えます。
pddbst -t 表名 -s
実行結果を次に示します。
RD Area Name : RD002 Server : bes1 Status : Original RD Area Name : RD002 Generation Number : 0 Replica RD Area Count : 0 History1 Hold Status : Hold Code : 0 Hold Time : History2 Hold Status : Hold Code : 0 Hold Time : Job Name : Line Count : Index Method : Unused Segment: 3999 Search Mode : INS Segment Reuse : - segments Reuse Search Failure : 0/ 0 Used(Full) Used( Full) Sum Segment 100%( 0%) 1( 0) 1 Page 30%( 0%) 3( 0) 10 Row Count : 200 RD Area Name : RD004 Server : bes2 Status : Original RD Area Name : RD004 Generation Number : 0 Replica RD Area Count : 0 History1 Hold Status : Hold Code : 0 Hold Time : History2 Hold Status : Hold Code : 0 Hold Time : Job Name : Line Count : Index Method : Unused Segment: 3999 Search Mode : INS Segment Reuse : - segments Reuse Search Failure : 0/ 0 Used(Full) Used( Full) Sum Segment 100%( 0%) 1( 0) 1 Page 20%( 0%) 2( 0) 10 Row Count : 100
-
分割格納条件を変更し,データベース作成ユティリティでデータロード後,1.と同じ手順で件数の総和を控えます。
-
1.と2.の件数が一致することを確認します。
-
データ件数を確認した結果,件数が一致しなかった場合に考えられる要因と対策を次に示します。
考えられる要因 |
対策 |
---|---|
データベース作成ユティリティでデータをロードする場合,追加モードでデータロードする必要がありますが,作成モードでデータロードしていました。 |
この場合,事前に取得したバックアップから回復し,再実行する必要があります。 |
データロードするRDエリアに対して,データロードを実行していません。 |
この場合,アンロードデータファイルからデータロードするRDエリアに対してデータロードします。 |