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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(Windows(R)用)


13.10.1 例題1(キーレンジ分割表の横分割数を増やす場合)

表(TABLE01)の横分割数を二つから三つにします。インデクス(INDX01)も同様に分割します。TABLE01はキーレンジ分割しています。

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) pdholdコマンドでアンロード対象RDエリアを閉塞します

pdhold -r RDAREA01,RDAREA02,…

(2) pdrorgコマンドでTABLE01のデータをアンロードします

pdrorg -k unld -W bin -t TABLE01 -g C:\pdrorg\unld01
〔説明〕

-k:アンロードをするためunldを指定します。

-W bin:アンロードデータファイルをpdloadコマンドの入力ファイル(バイナリ形式)として使用できるようにします。

-t:アンロードする表の名称を指定します。

-g:HiRDB/パラレルサーバで,TABLE01をサーバ間横分割している場合に指定します。-gオプションを指定すると,アンロードデータファイルが一元化されます(一つになります)。

C:¥pdrorg¥unld01:pdrorgコマンドの制御文ファイル名を指定します。

(3) pdrelsコマンドでRDエリアの閉塞を解除します

pdrels -r RDAREA01,RDAREA02,…

(4) DROP TABLEでTABLE01を削除します

DROP TABLE TABLE01;

(5) CREATE TABLE及びCREATE INDEXで,TABLE01とINDX01を再定義します

CREATE TABLE TABLE01 …
    IN ((RDAREA01),(RDAREA02),(RDAREA03)) … ;
CREATE INDEX INDX01 …
    IN ((RDAREA11),(RDAREA12),(RDAREA13));

(6) pdholdコマンドでデータロード対象RDエリアを閉塞します

pdhold -r RDAREA01,RDAREA02,…

(7) pdloadコマンドでTABLE01にデータをデータロードします

pdload -b -W TABLE01 C:\pdload\load01
〔説明〕

-b:バイナリ形式のデータをロードする場合に指定します。

-W:pdrorgコマンドで作成したバイナリ形式の入力データファイルを使用する場合に指定します。

TABLE01:データロードする表の名称を指定します。

C:¥pdload¥load01:pdloadコマンドの制御文ファイル名を指定します。

(8) データロード対象RDエリアのバックアップを取得します

更新前ログ取得モード(省略値)でデータロードを実行したため,データロード対象RDエリアのバックアップを取得してください。バックアップの取得方法については,「例題8(RDエリア単位にバックアップを取得する場合)」を参照してください。

(9) pdrelsコマンドでRDエリアの閉塞を解除します

pdrels -r RDAREA01,RDAREA02,…

コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。