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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(Windows(R)用)


10.2.1 作成手順

HiRDBファイルシステム領域を作成するときの手順を次に示します。

〈手順〉
  1. HiRDBファイルシステム領域を初期設定します。

  2. OS又はデバイスドライバの機能で,物理ボリューム及び論理ボリュームの入出力エラーを検知するまでの時間を指定します。

〈この項の構成〉

(1) HiRDBファイルシステム領域を初期設定します

実行者 HiRDB管理者

pdfmkfsコマンドでHiRDBファイルシステム領域を作成します。HiRDBファイルシステム領域の設計方法については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」を参照してください。コマンド実行例を次に示します。

(例)
pdfmkfs -n 25 -l 5 -k DB -e 5 C:\rdarea\rdarea01
〔説明〕
-n:HiRDBファイルシステム領域の領域長をメガバイト単位で指定します。

ここで指定する領域長は,パーティションの領域長と同じにするか,又は小さくしてください。パーティションの領域長より大きくすると,そのパーティションに物理的に続くパーティションを破壊する場合があります。

-l:HiRDBファイルシステム領域に作成するHiRDBファイルの最大数を指定します。

-k:HiRDBファイルシステム領域の使用目的を指定します。

DB:RDエリア用のHiRDBファイルシステム領域とします。

SYS:システムファイル用のHiRDBファイルシステム領域とします。

WORK:作業表用ファイル用のHiRDBファイルシステム領域とします。

UTL:ユティリティ用のHiRDBファイルシステム領域とします。

SVR:すべての目的で使用できるHiRDBファイルシステム領域とします(ユティリティ用を除く)。

-e:HiRDBファイルの増分回数の最大値を指定します。

C:¥rdarea¥rdarea01:作成するHiRDBファイルシステム領域の名称を指定します。

pdfmkfsコマンドの実行後,pdfstatfsコマンドで実行結果を確認することをお勧めします。pdfstatfsコマンドについては,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。

(2) OS又はデバイスドライバの機能で,物理ボリューム及び論理ボリュームの入出力エラーを検知するまでの時間を指定します。

実行者 Administrator

詳細については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」の「HiRDBファイルシステム領域を作成する準備」を参照してください。