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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(Windows(R)用)


6.4.4 例題4(システム単位にバックアップを取得する場合)

HiRDB/パラレルサーバの稼働中に,全RDエリアを対象としたバックアップを取得します。

〈この項の構成〉

(1) 全バックエンドサーバ及びディクショナリサーバのシステムログファイルをpdlogswapコマンドでスワップさせます

データベース回復時に必要なシステムログを物理的に分けるために,システムログファイルをスワップさせます。(2)で取得するバックアップを使用してRDエリアを回復する場合は,これ以降に取得したシステムログ(これ以降,現用になったファイルのシステムログ)が入力情報になります。

pdlogswap -d sys -s bes1 -w
pdlogswap -d sys -s bes2 -w
pdlogswap -d sys -s dic -w

(2) pdcopyコマンドで全RDエリアのバックアップを取得します

pdcopy -m C:\rdarea\mast\mast01 -M r -a -b C:\pdcopy\backup01 -p C:\pdcopy\list01
〔説明〕

-m:マスタディレクトリ用RDエリアの先頭のHiRDBファイル名称を指定します。

-M:バックアップ取得モードに参照可能モードを指定します。

-a:全RDエリアのバックアップを取得することを指定します。

-b:バックアップファイル名を指定します。

-p:pdcopyコマンドの実行結果リストの出力ファイル名を指定します。

備考

自動ログアンロード機能を使用している場合は,pdlogatulコマンドを実行してバックアップ取得時点の現用システムログファイルに対するアンロードログファイル名を記録しておいてください。

コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。