1.2.5 停止処理完了の確認
次の手順でHiRDB(又はユニット)の停止処理が完了したかを確認してください。
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HiRDB/シングルサーバの場合
pdstopコマンドの終了ステータスが0であることを確認してください。
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HiRDB/パラレルサーバの場合
pdstopコマンドの終了ステータスが0であることを確認してください。又はpdstopコマンドを実行してHiRDBシステムを停止した場合,システムマネジャユニットがあるサーバマシンのイベントログにKFPS01850-Iメッセージが出力されていることを確認してください。
pdstopコマンド終了後,HiRDBが使用する共有リソース(ディスクやIPアドレス)を無効化する場合は,各ユニットでpdls -d ustコマンドを実行します。終了ステータスが12であることを確認した後に,共有リソースを無効化してください。
なお,pdstartコマンドの終了ステータスが0以外,又はKFPS05210-Iメッセージが出力されていない場合,HiRDBの開始処理でエラーが発生しているおそれがあるため,次に示すどれかの方法で,状態を確認してください。
(1) HiRDBの停止処理の状態を確認する
(a) pdstopコマンドの終了ステータスで確認する
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pdstopコマンドの終了ステータスが4の場合
ユティリティ又はトランザクションが実行中のため,pdstopコマンドが異常終了しています。pdstopコマンドは異常終了しましたが,計画停止処理は継続しています。ユティリティ又はトランザクションの終了を待ち合わせるか,キャンセルしてください。
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pdstopコマンドの終了ステータスが8の場合
HiRDBの停止処理中に障害が発生しています。イベントログに出力されたメッセージを参照して障害原因を取り除いた後,HiRDBが停止処理中の場合はHiRDBシステム又は停止中のHiRDBユニットを強制終了(pdstop -fコマンド,又はpdstop -zコマンドで終了)してください。
(2) ユニットの停止処理の状態を確認する
pdstopコマンド実行後,各ユニットでpdls -d ustコマンドを実行してください。pdls -d ustコマンドの終了ステータスによって次の表に示すように操作が異なります。
pdls -d ustコマンドの終了ステータス |
HiRDB管理者の処置 |
---|---|
0 |
HiRDBの停止処理が行われていない可能性があります。イベントログに出力されたメッセージを参照して障害原因を取り除いてください。 障害原因を取り除いた後,pdstopコマンドを再度実行してください。 |
1 |
pdls -d ustコマンド実行中に障害が発生しています。出力されたメッセージを参照して障害原因を取り除いた後に,再度pdls -d ustコマンドを実行してください。 |
4 |
HiRDBが停止処理中の可能性があるため,5秒程度の間隔で一定期間の間,pdls -d ustコマンドを繰り返し実行してください。一定期間経過しても状態が変わらない場合は,イベントログに出力されたメッセージを参照して障害原因を取り除いてください。障害原因を取り除いた後,HiRDBが停止処理中の場合はHiRDBを強制終了(pdstop -fコマンドで終了)してください。 |
8 |
HiRDBの停止処理中に障害が発生してHiRDBが異常終了しました。イベントログに出力されたメッセージを参照して障害原因を取り除いてください。 |
12 |
HiRDBは停止状態のため,対応不要です。 |
16 |
実行するHiRDBのHiRDBサービスが停止している可能性があります。HiRDBサービスが停止している場合はサービスを起動した上で,pdls -d ustコマンドを再度実行してください。 |
pdls -d ustコマンドの終了ステータス |
HiRDB管理者の処置 |
---|---|
0 |
HiRDBユニットの停止処理が行われていない可能性があります。イベントログに出力されたメッセージを参照して障害原因を取り除いてください。 障害原因を取り除いた後,pdstopコマンドを再度実行してください。 |
1 |
pdls -d ustコマンド実行中に障害が発生しています。出力されたメッセージを参照して障害原因を取り除いた後に,再度pdls -d ustコマンドを実行してください。 |
4 |
HiRDBユニットが停止処理中の可能性があるため,5秒程度の間隔で一定期間の間,pdls -d ustコマンドを繰り返し実行してください。一定期間経過しても状態が変わらない場合は,イベントログに出力されたメッセージを参照して障害原因を取り除いてください。障害原因を取り除いた後,HiRDBユニットが停止処理中の場合はHiRDBシステム,又はHiRDBユニットを強制終了(pdstop -f又はpdstop -zコマンドで終了)してください。 |
8 |
HiRDBユニットの停止処理中に障害が発生してHiRDBユニットが異常終了しました。イベントログに出力されたメッセージを参照して障害原因を取り除いてください。 |
12 |
HiRDBユニットは停止状態のため,対応不要です。 |
16 |
実行するHiRDBユニットのHiRDBサービスが停止している可能性があります。HiRDBサービスが停止している場合はサービスを起動した上で,pdls -d ustコマンドを再度実行してください。 |