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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


32.3.5 表・インデクスのRDエリア運用

更新DBでの更新を参照DBに反映する場合,表を格納しているRDエリアは,更新DBのページ割り当て情報を基に,更新DBと参照DBのページの状態が同じになるように反映します。インデクスを格納しているRDエリアは更新DBのインデクスキーの挿入・削除の情報を基に,参照DBでもインデクスのキーをインデクスに挿入・削除しインデクスページを割り当てます。更新DBと参照DBでインデクスキーの挿入・削除の順序等が変わると更新DBと参照DBのページの状態が異なります。そのため,参照DBの表を格納するRDエリアとインデクスを格納するRDエリアの運用が異なります。表とインデクスのRDエリア運用の差異については,次の表を参照してください。

表32‒10 表とインデクスのRDエリア運用の差異

RDエリアの運用

表格納RDエリア

インデクス格納RDエリア

空きページ解放ユティリティによるページ・セグメントの解放

更新DBでpdreclaimを実行してください。その内容が参照DBに反映されます。

更新DBと参照DBの両方でそれぞれ実施してください。

使用セグメント数の監視

更新DBで監視してください。

参照DBと更新DBは同じ使用量になります。

参照DBと更新DBそれぞれでセグメント使用率・自動増分のメッセージを監視してください。