29.5.1 拡張ユニットの終了
拡張ユニットの終了手順を次に示します。
- 〈手順〉
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表を再定義します。
拡張ユニットを終了する前に,拡張ユニットのRDエリアを使用していた表の分割格納条件を変更して,変更前の表定義に戻します。分割格納条件を変更する前に表及びインデクスのバックアップを取得し,「表の分割格納条件の変更」及び「表の分割格納条件を変更するときの運用」を参照して,表の分割格納条件を変更します。
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拡張ユニットを終了します。
システムマネジャがあるサーバマシンでpdstop -uコマンドを実行して拡張ユニットを終了します。すべての拡張ユニットの終了処理が完了すると,KFPS05274-Iメッセージが出力されるため,このメッセージが出力されていることを確認します。
- 参考
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拡張ユニットを終了しないでpdstopコマンドを実行すると,拡張ユニットも含めてすべてのユニットが正常終了します。pdstop -fコマンドを実行すると,拡張ユニットも含めてすべてのユニットが強制終了します。拡張ユニットの終了状態によって,次回HiRDB開始時に開始するユニットが異なります。詳細は,表「pdstartコマンド実行時に開始するユニットと開始処理完了時点(拡張ユニット使用時)」を参照してください。
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バッチジョブの終了後,拡張ユニットを今後使用しない場合は,拡張ユニットを削除します。削除手順を次に示します。
- 〈手順〉
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拡張ユニットのRDエリアを削除する準備をします。
次の作業をしてください。
・データベース構成変更ユティリティ(pdmod)のremove rdarea文を記述した制御文ファイルを作成します。
・削除するRDエリアに格納されている表及びインデクスのバックアップを取得します。
・表及びインデクスの分割格納条件から,拡張ユニットのRDエリアを除いて再定義します。
・削除するRDエリアをpdholdコマンドで閉塞かつクローズ状態にします。
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拡張ユニットのRDエリアを削除します。
システムマネジャがあるユニットでデータベース構成変更ユティリティ(pdmod)を実行します。
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pdstop -uコマンドで拡張ユニットを終了します。
拡張ユニットが正常終了したこと(KFPS05274-Iメッセージ出力)を確認します。
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拡張ユニットがあるサーバマシンのHiRDBをOSから削除します。
pdsetup -dコマンドを実行し,KFPS00036-Qメッセージにyで応答をしてHiRDBをOSから削除します。
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拡張ユニットがあるサーバマシンからHiRDBをアンインストールします。
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拡張ユニットがあるサーバマシンからファイルを削除します。
OSのコマンドを使用して,拡張ユニットがあるサーバマシンのシステムファイルを削除します。
- 参考
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HiRDBシステム定義ファイルも削除してかまいませんが,再利用できるように保存しておくことをお勧めします。
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