20.25.1 インストールディレクトリがある場合
HiRDBのインストールディレクトリがある場合は,インストールディレクトリからHiRDB運用ディレクトリを回復できます。なお,ここでの回復方法は,次に示すことを前提に説明しています。
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$PDDIR/conf下のバックアップを取得している
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$PDDIR下にユーザがファイルを作成している場合,そのファイルのバックアップを取得している
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データベースとシステムファイルが無事である
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マルチHiRDBの場合,各HiRDBのバージョンが同じである
- 〈手順〉
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居残り状態のサーバプロセスを一掃するために,サーバマシンをリブートします。
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OSに登録されているHiRDB運用ディレクトリの情報を削除するために,pdsetup -dコマンドを実行します。応答メッセージにはYを応答してください。pdsetup -dコマンドはエラーで終了しますが,このエラーは無視してください。
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HiRDB運用ディレクトリを作成します。
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pdsetupコマンドを実行します。pdsetupコマンドを実行すると,インストールディレクトリ下のファイルがHiRDB運用ディレクトリ下に複写されます。
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$PDDIR/conf下のファイルをバックアップから回復します。
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$PDDIR下にユーザがファイルを作成していた場合,そのファイルを回復してください。
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pdstartコマンドでHiRDBを開始します。
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