13.15.2 例題2 ハッシュ分割からキーレンジ分割に変更する場合
分割キーを含む列構成に変更がない場合にかぎり,次に示す方法で,表の分割方法をキーレンジ分割からハッシュ分割に変更できます。
- 〈この項の構成〉
-
(1) pdholdコマンドでアンロード対象RDエリアを閉塞します
pdhold -r RDAREA01,RDAREA02,…
(2) pdrorgコマンドでTABLE01のデータをアンロードします
pdrorg -k unld -W bin -t TABLE01 -g /pdrorg/unld02
- 〔説明〕
-
-k:アンロードをするためunldを指定します。
-W bin:アンロードデータファイルをpdloadコマンドの入力ファイル(バイナリ形式)として使用できるようにします。
-t:アンロードする表の名称を指定します。
-g:HiRDB/パラレルサーバで,TABLE01をサーバ間横分割している場合に指定します。-gオプションを指定すると,アンロードデータファイルが一元化されます(一つになります)。
/pdrorg/unld02:pdrorgコマンドの制御情報ファイル名を指定します。
(3) pdrelsコマンドでRDエリアの閉塞を解除します
pdrels -r RDAREA01,RDAREA02,…
(4) DROP TABLEでTABLE01を削除します
DROP TABLE TABLE01;
(5) CREATE TABLEでTABLE01の分割方法を再定義します
CREATE TABLE TABLE01 … ;
(6) CREATE INDEXでインデクスを再定義します
CREATE INDEX INDX01 … ;
(7) pdholdコマンドでデータロード対象RDエリアを閉塞します
pdhold -r RDAREA01,RDAREA02,…
(8) pdloadコマンドでTABLE01にデータをデータロードします
pdload -b -W TABLE01 /pdload/load02
- 〔説明〕
-
-b:バイナリ形式のデータをロードする場合に指定します。
-W:pdrorgコマンドで作成したバイナリ形式の入力データファイルを使用する場合に指定します。
TABLE01:データロードする表の名称を指定します。
/pdload/load02:pdloadコマンドの制御文ファイル名を指定します。
(9) データロード対象RDエリアのバックアップを取得します
更新前ログ取得モード(省略値)でデータロードを実行したため,データロード対象RDエリアのバックアップを取得してください。バックアップの取得方法については,「例題8(RDエリア単位にバックアップを取得する場合)」を参照してください。
(10) pdrelsコマンドでRDエリアの閉塞を解除します
pdrels -r RDAREA01,RDAREA02,…
コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。