3.6 システムログファイルの状態遷移
HiRDB稼働中のシステムログファイルの状態遷移を次の表に示します。
- 備考
-
-
表中の状態遷移はイベントが正常に処理されることを前提としています。
-
HiRDBは稼働中のときだけシステムログファイルの状態を管理しています。
-
予約ファイルに対してpdlogunld及びpdlogchgコマンドを実行しても,pdloglsコマンドで表示されるシステムログファイルの状態は変化しません。システムログファイルの状態を知りたい場合は,pdlogopenコマンドを実行した後にpdloglsコマンドを実行してください。
-
イベント |
システムログファイルの状態 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
現用 |
待機(アンロード待ち状態) |
||||||||||
上書きできる状態 |
上書きできない状態 |
||||||||||
可能 |
禁止 |
可能 |
禁止 |
||||||||
完了 |
未完 |
完了 |
未完 |
完了 |
未完 |
完了 |
未完 |
||||
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
|||
システムログファイルの容量満杯でスワップ発生 |
→9 |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
||
現用ファイルの障害でスワップ発生 |
非二重化で障害発生,又は二重化でA系とB系共に障害発生 |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
||
二重化で片系に障害発生 |
片系運転可 |
→9 |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
|
片系運転不可 |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
|||
pdlogswapコマンドの実行 |
→9 |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
||
シンクポイントダンプの有効化 |
− |
− |
− |
− |
− |
→2 |
→3 |
→4 |
→5 |
||
自動ログアンロード機能によるアンロード完了 |
− |
||||||||||
HiRDB Datareplicatorによる全データ抽出完了 |
− |
− |
→2 |
− |
→4 |
− |
→6 |
− |
→8 |
||
更新可能なオンライン再編成の追い付き反映処理によるシステムログファイル内の全データ読み込み完了(pd_log_org_reflected_logpoint=release指定時) |
− |
− |
− |
→2 |
→3 |
− |
− |
→6 |
→7 |
||
更新可能なオンライン再編成の追い付き反映処理完了 |
− |
− |
− |
→2 |
→3 |
− |
− |
→6 |
→7 |
||
システムログファイルの満杯検知によるオンライン再編成上書き禁止状態の解除発生(pd_log_org_no_standby_file_opr=continue指定時) |
− |
− |
− |
→2 |
→3 |
− |
− |
→6 |
→7 |
||
pdlogunldコマンドの実行 |
− |
||||||||||
pdlogchgコマンドの実行 |
− |
||||||||||
pdlogchg -Rの実行 |
− |
− |
→2 |
− |
→4 |
− |
→6 |
− |
→8 |
||
pdlogchg -Gの実行 |
− |
− |
− |
→2 |
→3 |
− |
− |
→6 |
→7 |
||
pdlogopenコマンドの実行※ |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
||
pdlogclsコマンドの実行※ |
− |
- (凡例)
-
可能:オンライン再編成上書き可能状態
禁止:オンライン再編成上書き禁止状態
完了:抽出完了状態
未完:抽出未完了状態
−:該当しない,又は状態が遷移しないことを示しています。
→n:イベント後のシステムログファイルの状態を示しています。
例えば,→1の場合はイベント後にシステムログファイルの状態は現用になります。
- 注※ -a及び-bオプションの指定を省略した場合に適用されます。
-
表3‒5 HiRDB稼働中のシステムログファイルの状態遷移(システムログファイルの状態が10〜17) イベント
システムログファイルの状態
待機(アンロード済み状態)
上書きできる状態
上書きできない状態
可能
禁止
可能
禁止
完了
未完
完了
未完
完了
未完
完了
未完
10
11
12
13
14
15
16
17
システムログファイルの容量満杯でスワップ発生
−
−
−
−
−
−
−
現用ファイルの障害でスワップ発生
非二重化で障害発生,又は二重化でA系とB系共に障害発生
−
−
−
−
−
−
−
二重化で片系に障害発生
片系運転可
−
−
−
−
−
−
−
片系運転不可
−
−
−
−
−
−
−
pdlogswapコマンドの実行
−
−
−
−
−
−
−
シンクポイントダンプの有効化
−
−
−
−
→10
→11
→12
→13
自動ログアンロード機能によるアンロード完了
−
−
−
−
−
−
−
−
HiRDB Datareplicatorによる全データ抽出完了
−
→10
−
→12
−
→14
−
→16
更新可能なオンライン再編成の追い付き反映処理によるシステムログファイル内の全データ読み込み完了(pd_log_org_reflected_logpoint=release指定時)
−
−
→10
→11
−
−
→14
→15
更新可能なオンライン再編成の追い付き反映処理完了
−
−
→10
→11
−
−
→14
→15
システムログファイルの満杯検知によるオンライン再編成上書き禁止状態の解除発生(pd_log_org_no_standby_file_opr=continue指定時)
−
−
→10
→11
−
−
→14
→15
pdlogunldコマンドの実行
−
−
−
−
−
−
−
−
pdlogchgコマンドの実行
−
−
−
−
−
−
−
−
pdlogchg -Rの実行
−
→10
−
→12
−
→14
−
→16
pdlogchg -Gの実行
−
−
→10
→11
−
−
→14
→15
pdlogopenコマンドの実行※
−
−
−
−
−
−
−
−
pdlogclsコマンドの実行※
- (凡例)
-
可能:オンライン再編成上書き可能状態
禁止:オンライン再編成上書き禁止状態
完了:抽出完了状態
未完:抽出未完了状態
−:該当しない,又は状態が遷移しないことを示しています。
→n:イベント後のシステムログファイルの状態を示しています。
例えば,→1の場合はイベント後にシステムログファイルの状態は現用になります。
- 注※ -a及び-bオプションの指定を省略した場合に適用されます。
-
表3‒6 HiRDB稼働中のシステムログファイルの状態遷移(システムログファイルの状態が18〜25) イベント
システムログファイルの状態
予約かつアンロード待ち状態
上書きできる状態
上書きできない状態
可能
禁止
可能
禁止
完了
未完
完了
未完
完了
未完
完了
未完
18
19
20
21
22
23
24
25
システムログファイルの容量満杯でスワップ発生
−
−
−
−
−
−
−
−
現用ファイルの障害でスワップ発生
非二重化で障害発生,又は二重化でA系とB系共に障害発生
−
−
−
−
−
−
−
−
二重化で片系に障害発生
片系運転可
−
−
−
−
−
−
−
−
片系運転不可
−
−
−
−
−
−
−
−
pdlogswapコマンドの実行
−
−
−
−
−
−
−
−
シンクポイントダンプの有効化
−
−
−
−
→18
→19
→20
→21
自動ログアンロード機能によるアンロード完了
HiRDB Datareplicatorによる全データ抽出完了
−
→18
−
→20
−
→22
−
→24
更新可能なオンライン再編成の追い付き反映処理によるシステムログファイル内の全データ読み込み完了(pd_log_org_reflected_logpoint=release指定時)
−
−
→18
→19
−
−
→22
→23
更新可能なオンライン再編成の追い付き反映処理完了
−
−
→18
→19
−
−
→22
→23
システムログファイルの満杯検知によるオンライン再編成上書き禁止状態の解除発生(pd_log_org_no_standby_file_opr=continue指定時)
−
−
→18
→19
−
−
→22
→23
pdlogunldコマンドの実行
pdlogchgコマンドの実行
pdlogchg -Rの実行
−
→18
−
→20
−
→22
−
→24
pdlogchg -Gの実行
−
−
→18
→19
−
−
→22
→23
pdlogopenコマンドの実行※
pdlogclsコマンドの実行※
−
−
−
−
−
−
−
−
- (凡例)
-
可能:オンライン再編成上書き可能状態
禁止:オンライン再編成上書き禁止状態
完了:抽出完了状態
未完:抽出未完了状態
−:該当しない,又は状態が遷移しないことを示しています。
→n:イベント後のシステムログファイルの状態を示しています。
例えば,→1の場合はイベント後にシステムログファイルの状態は現用になります。
- 注※ -a及び-bオプションの指定を省略した場合に適用されます。
-
表3‒7 HiRDB稼働中のシステムログファイルの状態遷移(システムログファイルの状態が26〜33) イベント
システムログファイルの状態
予約かつアンロード済み状態
上書きできる状態
上書きできない状態
可能
禁止
可能
禁止
完了
未完
完了
未完
完了
未完
完了
未完
26
27
28
29
30
31
32
33
システムログファイルの容量満杯でスワップ発生
−
−
−
−
−
−
−
−
現用ファイルの障害でスワップ発生
非二重化で障害発生,又は二重化でA系とB系共に障害発生
−
−
−
−
−
−
−
−
二重化で片系に障害発生
片系運転可
−
−
−
−
−
−
−
−
片系運転不可
−
−
−
−
−
−
−
−
pdlogswapコマンドの実行
−
−
−
−
−
−
−
−
シンクポイントダンプの有効化
−
−
−
−
→26
→27
→28
→29
自動ログアンロード機能によるアンロード完了
−
−
−
−
−
−
−
−
HiRDB Datareplicatorによる全データ抽出完了
−
→26
−
→28
−
→30
−
→32
更新可能なオンライン再編成の追い付き反映処理によるシステムログファイル内の全データ読み込み完了(pd_log_org_reflected_logpoint=release指定時)
−
−
→26
→27
−
−
→30
→31
更新可能なオンライン再編成の追い付き反映処理完了
−
−
→26
→27
−
−
→30
→31
システムログファイルの満杯検知によるオンライン再編成上書き禁止状態の解除発生(pd_log_org_no_standby_file_opr=continue指定時)
−
−
→26
→27
−
−
→30
→31
pdlogunldコマンドの実行
−
−
−
−
−
−
−
−
pdlogchgコマンドの実行
−
−
−
−
−
−
−
−
pdlogchg -Rの実行
−
→26
−
→28
−
→30
−
→32
pdlogchg -Gの実行
−
−
→26
→27
−
−
→30
→31
pdlogopenコマンドの実行※
pdlogclsコマンドの実行※
−
−
−
−
−
−
−
−
- (凡例)
-
可能:オンライン再編成上書き可能状態
禁止:オンライン再編成上書き禁止状態
完了:抽出完了状態
未完:抽出未完了状態
−:該当しない,又は状態が遷移しないことを示しています。
→n:イベント後のシステムログファイルの状態を示しています。
例えば,→1の場合はイベント後にシステムログファイルの状態は現用になります。
注※ -a及び-bオプションの指定を省略した場合に適用されます。