1.1.6 開始処理完了の確認
次の手順でHiRDB(又はユニット)の開始処理が完了したかを確認してください。
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HiRDB/シングルサーバの場合
pdstartコマンドの終了ステータスが0であることを確認してください。
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HiRDB/パラレルサーバの場合
pdstartコマンドを実行してHiRDBシステムを開始した場合,pdstartコマンドの終了ステータスが0であることを確認してください。
各HiRDBユニットでpdstart -qコマンドを実行してHiRDBユニットを開始した場合,システムマネジャユニットがあるサーバマシンのsyslogfileにKFPS05210-Iメッセージが出力されていることを確認してください。
なお,HiRDB/パラレルサーバは,一つでも起動できないユニットがあると開始できません※。
- 注※
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拡張ユニットを使用している場合は異なります。詳細は,「HiRDBの開始」を参照してください。
上記の方法で開始状態が確認できた場合,AP(SQL)を実行できます。
なお,pdstartコマンドの終了ステータスが0以外,又はKFPS05210-Iメッセージが出力されていない場合,HiRDBの開始処理でエラーが発生しているおそれがあるため,次に示すどれかの方法で,状態を確認してください。
(1) HiRDBの開始処理の状態を確認する
(a) pdstartコマンドの終了ステータスで確認する
pdstartコマンドの終了ステータスが0以外の場合,HiRDBの開始処理中に障害が発生しています。syslogfileに出力されたメッセージを参照して障害原因を取り除いた後,HiRDBが開始処理中の場合はHiRDBシステム,又は開始中のHiRDBユニットを強制終了(pdstop -fコマンド,又はpdstop -zコマンドで終了)してpdstartコマンドを再度実行してください。
(b) pdls -d svrコマンドの終了ステータスで確認する
pdstartコマンドの実行後,任意のユニットからpdls -d svrコマンドを実行してください。pdls -d svrコマンドの終了ステータスによって次の表に示すように操作が異なります。
pdls -d svrコマンドの 終了ステータス |
HiRDB管理者の処置 |
---|---|
0 |
HiRDBが稼働状態のため,対応不要です。 |
4 |
HiRDBが開始処理中の可能性があるため,5秒程度の間隔でpd_system_complete_wait_timeオペランドに指定した時間又は省略値を目安に,pdls -d svrコマンドを繰り返し実行してください。 pd_system_complete_wait_timeオペランドの時間を経過しても状態が変わらない場合は,syslogfileに出力されたメッセージを参照して障害原因を取り除いてください。 障害原因を取り除いた後,HiRDBが開始処理中の場合はHiRDBを強制終了(pdstop -fコマンドで終了)してpdstartコマンドを再度実行してください。 |
8 |
HiRDBの開始処理中に障害が発生しています。syslogfileに出力されたメッセージを参照して障害原因を取り除いてください。 障害原因を取り除いた後,HiRDBが開始処理中の場合はHiRDBを強制終了(pdstop -fコマンドで終了)してpdstartコマンドを再度実行してください。 |
pdls -d svrコマンドの 終了ステータス |
HiRDB管理者の処置 |
---|---|
0 |
HiRDBが稼働状態のため,対応不要です。 |
4 |
一部のHiRDBユニットが開始処理中の可能性があるため,5秒程度の間隔でpd_system_complete_wait_timeオペランドに指定した時間又は省略値を目安に,pdls -d svrコマンドを繰り返し実行してください。 pd_system_complete_wait_timeオペランドの時間を経過しても状態が変わらない場合は,システムマネジャユニットがあるサーバマシン,又は非システムマネジャユニットがあるサーバマシンのsyslogfileに出力されたメッセージを参照して障害原因を取り除いてください。 障害原因を取り除いた後,HiRDBシステム又はHiRDBユニットが開始中の場合はHiRDBを強制終了(pdstop -fコマンド,又はpdstop -zコマンドで終了)してpdstartコマンドを再度実行してください。 |
8 |
HiRDBの開始処理中に障害が発生しています。システムマネジャユニットがあるサーバマシン,又は非システムマネジャユニットがあるサーバマシンのsyslogfileに出力されたメッセージを参照して障害原因を取り除いてください。障害原因を取り除いた後,HiRDBシステム又はHiRDBユニットが開始中の場合はHiRDBを強制終了(pdstop -fコマンド,又はpdstop -zコマンドで終了)してpdstartコマンドを再度実行してください。 |
(c) pdstartコマンドの終了ステータスで確認する
システムマネジャがあるユニットからHiRDBを開始する場合,pdstartコマンドを実行します。pdstartコマンドの終了ステータスが0の場合,AP(SQL)を実行できます。
(2) ユニットの開始処理の状態を確認する
pdstartコマンド,又はpdstart -qコマンドの実行後,各ユニットでpdls -d ustコマンドを実行してください。pdls -d ustコマンドの終了ステータスによって次の表に示すように操作が異なります。
pdls -d ustコマンドの 終了ステータス |
HiRDB管理者の処置 |
---|---|
0 |
HiRDBが稼働状態のため,対応不要です。 |
1 |
pdls -d ustコマンド実行中に障害が発生しています。出力されたメッセージを参照して障害原因を取り除いた後に,再度pdls -d ustコマンドを実行してください。 |
4 |
HiRDBが開始処理中の可能性があるため,5秒程度の間隔でpd_system_complete_wait_timeオペランドに指定した時間又は省略値を目安に,pdls -d ustコマンドを繰り返し実行してください。 pd_system_complete_wait_timeオペランドの時間を経過しても状態が変わらない場合は,syslogfileに出力されたメッセージを参照して障害原因を取り除いてください。 障害原因を取り除いた後,HiRDBが開始処理中の場合はHiRDBを強制終了(pdstop -fコマンドで終了)してpdstartコマンドを再度実行してください。 |
8又は12 |
HiRDBの開始処理中に障害が発生しています。syslogfileに出力されたメッセージを参照して障害原因を取り除いてください。 障害原因を取り除いた後,HiRDBが開始処理中の場合はHiRDBを強制終了(pdstop -fコマンドで終了)してpdstartコマンドを再度実行してください。 |
16 |
実行するHiRDBの環境変数が間違っている可能性があります。HiRDBの環境変数を見直した上で,pdls -d ustコマンドを再度実行してください。 |
pdls -d ustコマンドの 終了ステータス |
HiRDB管理者の処置 |
---|---|
0 |
ユニットが稼働状態のため,対応不要です。 |
1 |
pdls -d ustコマンド実行中に障害が発生しています。出力されたメッセージを参照して障害原因を取り除いた後に,再度pdls -d ustコマンドを実行してください。 |
4 |
HiRDBユニットが開始処理中の可能性があるため,5秒程度の間隔でpd_system_complete_wait_timeオペランドに指定した時間又は省略値を目安に,pdls -d ustコマンドを繰り返し実行してください。 pd_system_complete_wait_timeオペランドの時間を経過しても状態が変わらない場合は,システムマネジャユニットがあるsyslogfileに出力されたメッセージを参照して障害原因を取り除いてください。 障害原因を取り除いた後,HiRDBユニットが開始中の場合はHiRDBユニットを強制終了(pdstop -zコマンドで終了)してpdstart -qコマンドを再度実行してください。 |
8又は12 |
HiRDBユニットの開始処理中に障害が発生しています。システムマネジャユニットがあるサーバマシン,又は非システムマネジャユニットがあるサーバマシンのsyslogfileに出力されたメッセージを参照して障害原因を取り除いてください。障害原因を取り除いた後,HiRDBユニットが開始処理中の場合はHiRDBユニットを強制終了(pdstop -zコマンドで終了)してpdstart -qコマンドを再度実行してください。 |
16 |
実行するHiRDBユニットの環境変数が間違っている可能性があります。HiRDBユニットの環境変数を見直した上で,pdls -d ustコマンドを再度実行してください。 |