31.4.5 コマンドアクセスリストを回復する方法
HiRDBをOSから削除する際に,HiRDBの実行に必要なファイルを削除する場合や,ディスク障害などでHiRDB運用ディレクトリが参照できない場合は,コマンドアクセスリストの内容が失われます。コマンドアクセスリストの内容を回復できるようにするため,コマンドアクセスリストのバックアップを取得してください。
バックアップを取得する方法と,取得したバックアップからコマンドアクセスリストを回復する方法を次に示します。
- コマンドアクセスリストのバックアップを取得する方法
-
-
pdcmdset -Bコマンドを実行し,コマンドアクセスリストのバックアップを取得します。
pdcmdset -B バックアップ出力先ディレクトリ名
指定したパスに,コマンドアクセスリストのバックアップファイル(pdcmdacl.YYYYMMDDhhmmss(YYYYMMDDhhmmss:バックアップ取得時刻))を出力します(既に同名のファイルがある場合は上書きします)。バックアップファイルには,登録済みのすべてのコマンドアクセスリストが含まれます。
-
- バックアップからコマンドアクセスリストを回復する方法
-
-
HiRDBをOSから削除した場合は,HiRDBをOSに登録してください。HiRDB運用ディレクトリを回復する場合は,回復手順に従ってHiRDB運用ディレクトリを回復してください。HiRDBをOSに登録する際,-Sオプションを指定してpdsetupコマンドを実行し,コマンド実行権限変更機能を有効にしてください。
-
系・ユニットごとに,pdcmdset -Rコマンドでコマンドアクセスリストを回復します。
pdcmdset -R バックアップファイル名
pdcmdset -Rコマンドを実行するユニットに登録済みのコマンドアクセスリストがある場合,バックアップファイルの内容に上書きします。
-