31.1.1 コマンド実行権限変更機能とは
コマンド実行権限変更機能を使用すると,HiRDB管理者以外のOSログインユーザでも,HiRDB管理者権限が必要な運用コマンド・ユティリティ(以降,コマンドと呼びます)を実行できるようになります。
通常,HiRDB管理者以外の端末操作者がHiRDB管理者権限が必要なコマンドを実行するには,一時的にHiRDB管理者のOSログインユーザに切り替えてコマンドを実行する必要がありました。この場合,複数の端末操作者でHiRDB管理者のOSログインユーザを共用するため,HiRDBの操作履歴の確認(誰が,いつ,どのような操作をしたのかを確認すること)が困難になります。
コマンド実行権限変更機能を使用することで,端末操作者はそれぞれのOSログインユーザからコマンドを実行できるようになり,HiRDBの操作履歴の確認が容易になります。