29.7.1 注意事項
(1) pdunitに指定するホスト名に対応するIPアドレスについての注意事項
拡張ユニットを定義している場合,定義していない場合と比較してHiRDBの開始処理完了及び系切り替えに時間が掛かります。そのため,次のようにする必要があります。
-
拡張ユニットで使用するホスト名(システム共通定義のpdunitオペランドの-xオプション及び-cオプションに指定)に対応するIPアドレスを,HiRDBとは別のサーバマシンで活性化してください。このとき,pdunitオペランドに指定するポート番号をほかのアプリケーションで使用しないようにしてください。
-
拡張ユニットを開始するとき,別のサーバマシンで活性化していたIPアドレスを非活性化してから,拡張ユニットを開始するサーバマシンで活性化してください。
(2) コマンド実行時の注意事項
拡張ユニットを定義している場合,次の表に示すコマンドはユニットごとに実行してください。システム全体に対して実行すると,コマンドの実行に時間が掛かるか,又はコマンドがエラーとなるおそれがあります。
コマンド名 |
実行単位 |
---|---|
pdbufls |
サーバ |
pdbufmod※ |
RDエリア |
pdchprc |
ユニット |
pdclibsync |
ホスト |
pdclose |
RDエリア |
pdclttrc |
ユニット |
pdconfchk |
ユニット |
pdcopy |
サーバ又はRDエリア |
pddbfrz |
RDエリア |
pddbls |
サーバ又はRDエリア |
pddbst |
RDエリア |
pdhold |
RDエリア |
pdjarsync |
ホスト |
pdls -d act |
ユニット及びサーバ |
pdls -d aud |
ユニット |
pdls -d ha |
ユニット又はサーバ |
pdls -d lck |
ユニット及びサーバ |
pdls -d org |
ユニット及びサーバ |
pdls -d prc |
ユニット及びサーバ |
pdls -d rpl |
ユニット及びサーバ |
pdls -d scd |
ユニット及びサーバ |
pdls -d stj |
ユニット及びサーバ |
pdls -d svr |
ユニット |
pdls -d trn |
ユニット及びサーバ |
pdobils |
サーバ |
pdopen |
RDエリア |
pdpfresh |
サーバ |
pdrels |
RDエリア |
pdrstr |
サーバ又はRDエリア |
pdstbegin |
ユニット及びサーバ |
pdstend |
ユニット及びサーバ |
- 注※
-
pdbufmodコマンドを実行すると,HiRDBはグローバルバッファの情報を取得するために,拡張ユニットを含めたすべてのサーバにアクセスします。そのため,停止中の拡張ユニットがあると,RPC通信エラーのメッセージKFPH00132-E(code = -7)が出力されますが,KFPH00110-Iメッセージが出力されていれば,pdbufmodコマンドの処理は完了しています。この場合,KFPH00132-Eメッセージは無視してください。