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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


25.12.1 接続制限対象の登録

接続制限対象の登録は,DBA権限保持者がします。

接続制限対象の登録は,CREATE CONNECTION SECURITY FOR CONSTRAINT文を実行します。登録時に指定する項目を次の表に示します。

表25‒5 登録情報

情報

内容

接続制約名

接続制限の条件を一意に示す名称を設定します。

接続可否

接続の許可,又は拒否の判定種別を設定します。

IPアドレス

接続制限の対象となるIPアドレスを設定します。

個別のIPアドレス指定のほか,アドレスプレフィックス指定,及びアスタリスク文字("*")を使用したワイルドカード指定ができます。

認可識別子

特定のユーザに対して接続制限を設定する場合に,適用するユーザの認可識別子を設定します。

省略した場合,接続制限はすべてのユーザに対し適用されます。

認可識別子が指定された接続制限が登録されているユーザは,認可識別子指定の接続制限だけが適用されます(認可識別子が省略された接続制限は適用されません)。

最大登録数は10,000です。

構文規則についてはマニュアル「HiRDB SQLリファレンス」のCREATE CONNECTION SECURITYを参照してください。

登録情報は,ディクショナリ表(SQL_ACCESS_SECURITY)に格納し,DBA権限保持者,又は監査人が参照できます。ディクショナリ表の詳細については「HiRDB UAP開発ガイド」のSQL_ACCESS_ SECURITY表の内容を参照してください。