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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


25.1.5 パスワードの有効期間の設定

任意のユーザに対し,パスワードを使用できる期間(有効期限間隔)を日数で設定します。有効期限間隔を設定した日,又は最後にパスワードを設定した日を「パスワードの最終更新日」として,有効期限を算出する起点の日とします。パスワードの最終更新日から有効期限以内は,同じパスワードでHiRDBにCONNECTができます。パスワードの有効期間の概要を次の図に示します。

図25‒2 パスワードの有効期間の概要

[図データ]

図の例では,USER_A,USER_Bともに,有効期間設定日がパスワードの最終更新日となり(2019/04/01 09:00:00とします),その10日経過後がパスワード有効期限(2019/04/11 09:00:00)となります。

USER_Aの場合,有効期限以内にGRANT文でパスワードを変更しています。USER_Aは,パスワードを変更した日がパスワードの最終更新日(2019/04/10 16:47:33)となり,その10日経過後がパスワード有効期限(2019/04/20 16:47:33)となります。

USER_Bの場合,10日経過するまでにパスワードを変更していません。USER_Bは,有効期限(2019/04/11 09:00:00)よりあとのCONNECTはできなくなります。

設定方法,運用例,及び注意事項については「パスワード有効期間の設定方法」を参照してください。