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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


24.16.3 監査証跡のイベントが増えた場合

バージョンアップによって監査証跡のイベントが増えた場合,出力される監査証跡量が増えるため,バージョンアップをする前に監査証跡ファイルがあるディスク容量の再見積もりをしてください。

全イベントを監査証跡の出力対象にしている場合(CREATE AUDIT FOR ANYを指定している場合)が該当します。例えば,全イベントを監査証跡の出力対象にしている場合(CREATE AUDIT FOR ANYを指定している場合),バージョンアップによって新しいイベント(ユティリティ操作イベントなど)が増えた場合,ユティリティ操作イベントについても監査証跡を取得します。

新規に追加される監査イベントの監査証跡を取得したくない場合は,監査証跡の取得を定義するときにCREATE AUDIT FOR ANYを使用しないで,個別に定義(CREATE AUDIT FOR SESSION,CREATE AUDIT FOR PRIVILEGE,…)してください。