24.1.8 監査証跡表の自動データロード機能
- 〈この項の構成〉
(1) 監査証跡表の自動データロード機能とは
監査証跡表の自動データロード機能とは,次に示す契機で監査証跡ファイルがスワップした場合に,HiRDBが自動的にデータベース作成ユティリティ(pdloadコマンド)を起動し,監査証跡ファイルの内容を監査証跡表にデータロードする機能です。この機能を適用することで,監査人によるデータロードの手間が省け,監査証跡表を参照するだけで監査が実施できます。
自動データロードの対象となる監査証跡ファイルのスワップ契機は,次のとおりです。
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監査証跡ファイルが満杯になった場合
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pdaudswapコマンドが実行された場合
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HiRDBを再開始した場合
- 注意事項
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監査証跡ファイルの障害によるスワップの場合は,自動データロードの対象にはなりません。
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HiRDB/パラレルサーバの場合,pdloadの起動はユニット単位となります。
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(2) 適用条件
監査証跡表の自動データロード機能には,監査人の負荷が軽減されるメリットがありますが,オンライン業務中にデータロードが実行されることでシステムの負荷が高まり,処理性能に影響が出るデメリットもあります。適用の有無については,次の表に示すメリットとデメリット,環境及び運用方法を考慮した上で判断してください。
適用有無 |
メリット |
デメリット |
推奨する環境・運用方法 |
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適用する |
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適用しない |
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