24.1.2 監査証跡の取得契機
HiRDBが監査証跡を取得する契機を次に示します。
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コマンド又はSQL文を実行するときの権限チェック時
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各イベントの終了時
SQLの構文エラー時,及びコマンドの入力ミスによるエラー時は監査証跡を取得しません。
- 〈この項の構成〉
(1) 権限チェック時の監査証跡の取得
1回の権限チェックで一つの監査証跡を取得します。なお,実行したSQLの延長でほかのSQLが実行されることがあります。この場合,延長で実行するSQLについても,権限チェック時に監査証跡を取得します。詳細については,「監査証跡のレコード項目(権限チェック時)」を参照してください。
(2) イベント終了時の監査証跡の取得
イベントの対象となったオブジェクトの数だけ,イベント終了時に監査証跡を取得します。ただし,アカウントロック期間の経過によって解除された連続認証失敗アカウントロック状態については,アカウントロック期間の経過時ではなく,経過後に実施する次のイベント時に監査証跡を取得します。
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CONNECTの実行時
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DROP CONNECTION SECURITYの実行時
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pdacunlckコマンドの実行時
イベント終了時の監査証跡の出力パターンについては,「監査証跡の出力パターン」を参照してください。
イベント終了時に出力される監査証跡については,「監査証跡のレコード項目(イベント終了時)」を参照してください。