21.1.2 バックアップ取得モードとの関連
バックアップ取得時に指定したバックアップ取得モード(pdcopyコマンドの-Mオプションの指定)によって,データベースを回復できる時点が異なります。バックアップ取得モードによるデータベースを回復できる時点を次の表に示します。
バックアップ取得モード (-Mオプションの指定) |
バックアップ 取得時点 |
最新の同期点 |
範囲指定の回復 |
---|---|---|---|
参照・更新不可能モード(-M x指定) |
○ |
○ |
○ |
参照可能モード(-M r指定) |
○ |
○ |
○ |
更新可能モード(-M s指定)※ |
× |
○ |
○ |
- (凡例)
-
○:この時点のデータベースを回復できます。
×:この時点のデータベースを回復できません。
- 注※
-
更新可能モードを指定してバックアップを取得した場合,データベースを回復するのにバックアップ取得時の現用ファイルのシステムログが必要になります。これに対応するアンロードログファイルがpdrstrコマンドの入力情報に必要になります。
pdcopyコマンドの処理結果出力ファイルに,データベースを回復するときに必要なシステムログファイルの名称及び世代番号が出力されます。