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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


20.11.2 障害によってトランザクションがFORGETTING状態になったときの対処方法

〈この項の構成〉

(1) FORGETTING状態のトランザクションとは

ここでいうFORGETTING状態のトランザクションとは,次に示す条件をすべて満たすトランザクションのことです。

例えば,次のようなトランザクションのことです。

pdls -d trn
 
HOSTNAME : host1(153201)
TRNGID           TRNBID           STATUS           PID   SVID   B-SVID
HRD1unt100020b51 HRD1unt100020038 FORGETTING(r,w)    0   bes1   fes1

(2) FORGETTING状態のトランザクションが発生すると

次に示すどれかの条件を満たす障害が発生すると,FORGETTING状態のトランザクションがHiRDBで発生することがあります。

FORGETTING状態のトランザクションはHiRDB内のトランザクションに関するメモリ資源を消費するため,FORGETTING状態のトランザクションが多数発生すると,接続ユーザ数分のトランザクションの同時実行ができなくなるなどの障害が発生します。

(3) 対処方法

FORGETTING状態のトランザクションが発生した場合は,次に示すどちらかの方法で対処してください。