15.12.2 注意事項
この機能を使用するときは,次の点に注意してください。
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RDエリアに対するアクセスで物理エラーが発生し,KFPH00307-Eメッセージを出力してRDエリアがコマンド閉塞した場合は,pd_db_hold_actionオペランドにunitdownを指定していてもユニットダウンしません。
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物理エラー検知時ユニットダウン機能を使用した場合に物理エラーが発生すると,次のケースでは処理対象のRDエリアが障害閉塞することがあります。
・更新前ログ取得モード又はログレスモードでUAPやユティリティを実行している
・CREATE TABLEのRECOVERYオペランドでNOを指定してログレスモードにしたユーザLOB用RDエリアに対して,UAP又はユティリティを実行している
物理エラー検知時ユニットダウン機能を使用する場合は,できるだけこれらの運用は避けてください。もし,これらの運用が必要な場合は,RDエリアが閉塞しても最新の状態に回復できるよう,UAP又はユティリティの実行前にバックアップを取得してください。
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物理エラー検知時ユニットダウン機能を使用する場合は,KFPH23047-Iメッセージを監視してください。KFPH23047-Iメッセージを出力してユニットダウンした場合は,「物理エラーが発生した場合の対処方法」に従って対処してください。ユニットダウンの原因を取り除く前にHiRDBを再開始すると,再び物理エラーを検知してしまい,ユニットダウンと再開始が繰り返されるため注意してください。